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世界初、ネコの宇宙葬

世界初、ネコの宇宙葬
https://www.celestispets.com/

ペット向け宇宙葬サービスを行う宇宙葬サービス専門企業セレスティス社が提供するサービス「セレスティス・ペッツ」で、いよいよネコの宇宙葬が行われる見通しとなりました。人間については、2018年12月3日、約100人の遺灰を乗せた追悼用人工衛星「エリジウム・スター2」が、スペースX社のファルコン9ロケットで打ち上げられ、宇宙葬の時代が始まりましたが、ペットについても本格的に商業運用が開始されます。ネコの宇宙葬の費用は4995ドル、55万円です。

 人類初のネコの宇宙葬を契約したのは米オレゴン州に在住するスティーブ・ムントさんです。ちなみに、亡くなった愛猫の名前は「ピカチュウ」だそうです。

セレスティス・ペッツのサービスには、このほか、ペットの遺灰を詰めた容器を宇宙空間に送って無重力状態を体験させたのち、地上で回収して家族のもとにかえすサービス「アース・ライズ」や、遺灰を月におくる「ルナ」、地球の大気圏外の宇宙空間におくる「ボイジャー」といったサービスがWebサイトで紹介されています。


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2019-06-14 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :

日本人が書いた科学論文の引用統計

米国調査会社クラリベイト・アナリティクスの日本法人は、平成時代に発表された日本の論文を対象に引用回数のランキングをまとめました。学術論文の有用性を評価する指標の一つとして、他の論文にどれだけ多く引用されたかは、しばしば用いられる手法です。

1989年から2019年の間に発表された、日本人研究者が関与している論文は約200万本。世界でこの期間に出された論文の7%です。これらを対象に分析したところ、引用された回数が最多だったのは首都大学東京の田村浩一郎教授らによる生命情報科学分野の解析ソフトウエア「MEGA」に関する論文でした。MEGAは遺伝子の情報から生物進化を解析するソフトウエアです。この論文は2011年の発表以来、3万4千回以上引用されていました。2位は名城大学飯島澄男終身教授が発見した炭素材料「カーボンナノチューブ」、3位が京都大学山中伸弥教授らによる「iPS細胞の作製」に関する成果でした。


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2019-06-13 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :

臓器が左右逆の米国人女性、99歳の天寿を全う

すべての内臓が鏡に映したように左右が逆転している人が5000万人に一人の割合でいます。これは内臓逆位とよばれる病気の一種です。心臓が内臓逆位を起こすと重度の心疾患が発症し、極めて寿命が短いとこれまでは考えられていました。

ところが、先日、99歳で天寿を全うした米国オレゴン州のローズ・マリー・ベントレーさんが、死後に内臓の完全な逆位であることが判明し、内臓逆位でも長寿が可能であることが確認された最初の例として医学会を驚かせています。生前のベントレーさんはまったく健康で、ほかの人との違いには誰も気づきませんでした。遺言によって遺体は、医学を志す学生の解剖実習に献体され、オレゴン健康科学大学が実習時に逆位を確認しました。

 内臓逆位は妊娠一か月前後に現れますが、原因は明らかになっていません。また、ベントレーさんのような完全な内臓逆位は5000万人に一人とまれですが、より高い頻度で特定の臓器だけが反転することもあり、心臓が左右逆になる右胸心と呼ばれる疾患の発生頻度は約1万人に1人の割合です。


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2019-06-12 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :

心臓内部を自律移動するロボット・カテーテルを開発

ハーバード大学の研究チームが、心臓内部を自律的に移動できるロボット・カテーテルを開発しました。カテーテルというのは医療用の柔らかい管のことで、体内に挿入し、体液の排出や薬液・栄養の注入などにに使用されるホース状の医療器具です。たとえば、尿を出すために膀胱にカテーテルを入れたりしますし、手術の際にもいろいろな目的でカテーテルが患者に施されます。

心臓手術のような難しい手術の場合、超音波エコーを見ながらジョイスティックでカテーテルを操作するなど、取り扱いには非常に繊細で高度な技術が必要です。今回開発されたロボット・カテーテルは心臓内部を自律的に移動するのが特徴ですが、このカテーテルは、ゴキブリが周辺環境を知覚する方法からヒントを得て開発されました。人間への適用はまだできませんが、5匹のブタに対して実施した83回の試験では、ロボット・カテーテルは95%の成功率で適切な位置へ自律的に移動できました。この成功率は外科手術におけるカテーテルの挿入と同程度の成功率です。また、カテーテルの移動に伴う傷や組織への損傷は一切ありませんでした。

このロボット・カテーテルには触覚センサーが装備されており、心臓のマップに基づいて自らの位置を知り、次にどこへ行けばよいかを把握します。機器の大きさは直径8ミリメートル。先端には触覚センサーのほかに、カメラとLEDライトが付いています。心臓内部での移動をガイドするのには、約2000枚の心臓組織の画像を用いてディープラーニングされたアルゴリズムを使っています。曲がったところを機器が通り抜ける際には、タッチセンサーが定期的に心臓の組織を触って、自らの位置を把握し、組織を傷つけないようにしています。


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2019-06-11 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :

筋肉への信号を音声に変換

カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究チームが、人間の思考からの自動音声合成について、新たな方法を開発しました。会話時に使用される、唇、舌、顎、喉頭などを動かすための脳からの信号を読み取る脳コンピューター・インターフェイスです。従来研究されていた音声合成方法は、脳の会話に関する神経細胞の活動を読み取ろうとするものがほとんどでしたので、筋肉を動かそうとする信号を読み取るこのアプローチは新しい考えです。

研究チームは、5人のてんかん患者に文章を読み上げてもらい、脳の活動の様子を皮質脳波法と呼ばれる方法で、頭部皮膚に張り付けた電極パッドで読み取りました。この信号からコンピューターで合成音声を作り出したところ、生成された音声の50~70%は理解可能な音声でした。

このシステムの特徴は、脳内神経細胞の会話アルゴリズムを読み取るのではなく、筋肉を動作させる信号を読み取っている点にあります。脳神経細胞は発話だけでなく、あらゆる生命活動の信号をやり取りしているため、会話に関する情報を取り出そうとしてもノイズが多くなり、なかなかうまくいかないのです。

しかし問題点もあり、同じ文章を黙読してもらったところ、合成された音声は適切な言葉になりませんでした。このことは、筋肉がマヒするなどでまったく口が動かせない人から取り出した信号では会話が成立しない可能性を示唆しています。

 言語に関する脳コンピューター・インターフェイスは盛んに研究されており、その用途は発話が困難な人の生活支援のほか、頭で考えたことをそのまま文字入力したり、装置の操作に利用したりする、新しい入力デバイスなどの開発につながるものと期待されています。


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2019-06-10 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :

トマトなどの虫害を天然物質で予防

農研機構、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構は、ロリオライドと呼ばれるタバコ由来の天然物質をトマトなどに与えると、ハダニなどによる被害が抑えられることを発見しました。ロリオライド自体には殺虫効果はなく、トマトなどが本来持つ害虫抵抗性を高めることで被害を抑えます。作物の害虫抵抗性を利用した害虫防除剤の素材として有望です。

害虫の防除には主に殺虫剤が利用されていますが、単一の殺虫剤を使用し続けることにより、殺虫剤が効かない害虫(薬剤抵抗性害虫)が出現することが問題となっており、新しい防除技術の開発が望まれていました。 ロリオライドは、植物の害虫抵抗性を高めますが、害虫を直接殺す効果はないため、防除剤として使った場合、薬剤抵抗性が生じにくいと期待されます。
トマトなどの虫害を天然物質で予防

このような、植物が本来有する害虫抵抗性を高めて被害を抑える薬剤のことを、プラントアクティベーターといいますが、国内では実用化例はありません。今後は、ロリオライドを用いた薬剤抵抗性が出にくい害虫防除剤の開発に向け、農薬メーカー等の民間企業との連携を目指します。

トマトなどの虫害を天然物質で予防

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2019-05-31 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :

雷雲は10億ボルト

雷雲は10億ボルト

ナショナルジオグラフィックニュース 2019.05.06
1752年、米フィラデルフィアにいたベンジャミン・フランクリンは雷雲に向かって、凧を飛ばすことで、雷が電気であることを証明しました。

インド、ムンバイにあるタタ基礎科学研究所などの研究チームが、まったく新しい方法を使って雷雲全体の電圧を分析したところ、瞬間的に13億ボルトにも達することを明らかにしました。その電力はおよそ2ギガワット。これはニューヨーク市全域に電力を30分間供給できるほどのエネルギーです。それだけの電圧を地上で達成させるのはほぼ不可能ですが、自然はいとも簡単にそれをやってのけているということです。

ちなみに、その新たな方法とは、宇宙から飛来する素粒子、ミューオンを利用することでした。ミューオンは負の電荷を持っていますので、雷雲のような電場があると飛行経路がゆがめられます。この性質を利用して、地上の素粒子観測装置でミューオンを継続して観測することにより、通常状態と雷雲がある状態のデータの違いから雷雲にどれだけのエネルギーが含まれているかを計算することができました。


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2019-05-30 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :

ストレスでタンパク質合成が止まる仕組み

ストレスでタンパク質合成が止まる仕組み

身体の構成成分としてのタンパク質を作り出すには、原材料のアミノ酸を合成したり、DNAから必要な設計図を「翻訳」したり、細胞が負担する作業量が膨大なため、非常に多くのエネルギーを消費します。ストレスによって、細胞が正常な活動ができなくなる状態になると、エネルギーを節約したり、ストレスによってタンパク質の合成が失敗したりすることを防止するために、タンパク質を作り出す作業を控えます。一方で、節約したエネルギーを使って、特定のストレス応答タンパク質の合成を始めることで、ストレス環境への適応 を行います。このようなストレスによる翻訳の制御には、ストレスに対抗するタンパク質合成のための翻訳を開始する指示を出す翻訳開始因子「eIF2」の部分的なリン酸化 が重要であることが知られています。しかし、その詳細なメカニズムはわかっていませんでした。

理化学研究所の研究者らはeIF2のリン酸化からはじまる連鎖反応やそれに関連する分子の立体構造の変化など、一連の変化を明らかにし、複雑な構造変化がeIF2のリン酸化をきっかけとして起きることを明らかにしました。 細胞がストレスを受けてもタンパク質が作り続けられれば細胞はますます疲労しますし、ストレスから解放されてもストレスタンパク質が作り続けられてしまうと、例えば認知機能の低下などさまざまな疾患の原因となります。今回の研究に関連した、eIF2の構造変化反応を促進する薬剤、つまりストレスタンパク質の合成を抑制する作用を持つ分子は、神経変性疾患の進行を遅らせ、外傷性脳損傷による認知機能の低下を防ぐ作用を持つことが報告されています。


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2019-05-29 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :

DNAオリガミを融合した分子人工筋肉を開発

DNAオリガミを融合した分子人工筋肉を開発

北海道大学、関西大学、東京工業大学情の研究グループは、モータータンパク質 とDNAからなるオリガミを組み合わせることで,化学エネルギーを力学エネルギーに直接変換する分子人工筋肉の開発に世界で初めて成功しました。ここでいうオリガミとは、非常に長い一本鎖のDNA を一筆書き状に折りたたんで、これを多数の短い相補的なDNA で固定することにより希望した形状の構造体を作る技術のことです。つまり、紙の折り紙で作る折り鶴をDNAを使って作るようなものです 。

AIやICTと連動して動作する装置は古典的なモーターを含め、さまざまなものが開発されています。さらに、駆動力にモーターを使わないソフトアクチュエーター 、つまり人工筋肉が数多く開発されてきましたが多くの解決すべき問題があります。例えば、アクチュエーターの重量当たりの出力が低いこと、設計サイズの自由度の低さ、電力を外部から供給することが必要なこと、などです。

これらの課題を解決する鍵として注目されているのが、バイオミメティクス技術、つまり、生物の機能を模倣して、再生可能な化学エネルギーを高効率で力学エネルギーに変換する分子機械「モータータンパク質」などです。しかし、ここにも問題があって、モータータンパク質などはナノメートルサイズの構造体なので、人間の生活空間で動力源として利用するのは無理があります。

 そこで研究チームは分子パーツをくみ上げることで、サイズを数千倍までスケールアップし、さらにそれが実際に駆動可能であることを実証しました。

研究チームは、DNA 二重らせんを6本、チューブ状に束ねたDNAオリガミ構造体を作成し、さらに、化学的にそれらを結合させ、そこにモータータンパク質と呼ばれるキネシンを加えると、ミリメートルサイズの網目構造が形成されました。最後に,化学エネルギーであるアデノシン三リン酸(ATP) を加えると、元の大きさの 1/40 にまでなる急激な収縮運動が観察されました。

出来上がったDNA オリガミ構造体をさらに集合させた高次構造は、人のからだで心臓や内臓などを動かしている平滑筋という細胞を模倣した「分子人工筋肉」といえます。今回開発した分子人工筋肉は、電気を使わず、生体適合性の高い安心安全な医療用マイクロロボットのアクチュエーターとして、また、高い出力と高速動作を実現した昆虫型ドローンなどの動力源として期待されます。


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2019-05-28 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :

月の形成に関する新しい仮定

国立研究開発法人海洋研究開発機構の研究者らは、現在の地球及び月を作った原因とされる、巨大衝突仮説と呼ばれる現象のコンピューターシミュレーションを行い、月が原始地球のマグマオーシャンと呼ばれるマグマの海から作られた可能性があることを突き止めました。

地球と水星、金星、火星は太陽系の中の岩石型惑星と呼ばれる四兄弟です。しかし、地球にだけ月のような大きな衛星があります。ということは、四兄弟の中で、地球にだけ何か特殊な出来事があったと推測できます。その出来事として最も信頼されている説は、巨大衝突仮説というもので、地球ができて間もないころ、今から46億年ほど前の地球に火星と同じほどの天体が衝突したというものです。この衝突によって、地球と地球に衝突した天体両方の岩石が蒸発し、あらたな地球と、その周辺に岩石の円盤ができました。この岩石の円盤が重力により月になったと考えられています。

しかし、この説では説明できない矛盾があります。それは、アポロ計画で持ち帰った岩石の元素成分が地球とほぼ同じなのです。このことは、月が地球から誕生したことを意味していますが、コンピューターシミュレーションによると、月の主成分は衝突した天体の組成を示すはずでした。

そこで本研究グループは、この矛盾を解決するために新たな仮説として、天体が衝突した時の地球にはマグマオーシャン、つまり熱くドロドロの液体状の岩石の海があったと、新たな仮説を追加することを提案しました。液体の岩石は固体の岩石と性質が大きく異なりますので、月形成のシミュレーション結果も異なるものになるはずです。

海洋研究開発機構では、液体の岩石の効果を加味した巨大衝突のコンピューターシミュレーションをスーパーコンピューター「京」で新たに構築しました。
そしてシミュレーションの結果、マグマオーシャンが衝突時の地球に存在している場合、主に地球のマグマオーシャンが衝突円盤の形成に大きく寄与していることがわかりました。衝突後、地球のマグマオーシャンからマグマがジェットの様に吹き出します。この吹き出したマグマが、月の材料になる円盤になることで、原始地球由来の物質の割合が多い円盤ができあがります。
マグマオーシャンの地球に天体が衝突したという新たな仮説は、月と地球の元素組成をうまく説明することができ、現在の地球と月がどのように形成されたかを知る上での、大きな手がかりとなるとおもわれます。




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2019-05-27 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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おびおのプロフィール

おびお

Author:おびお
会社員をしながら科学のコンテンツを作ってます。書籍とか、トークライブとか、セミナーとか、ネットラジオとか、Webコンテンツとか。
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