科学書籍は紙本を pdf化して使い倒す

本箱に大量の本が並んでいる様子は本好きにはたまらないインテリアですが、科学書籍はそこに書かれた内容を活用してこその本だと思います。でも数千冊の書籍の中からページをめくりながら必要な情報を探し出すことなど不可能です。なので、科学書籍はpdf化してPCに取り込んでアクロバットの検索機能で有用な情報源として活用しています。
科学書籍は紙本を pdf化して使い倒す

そのために使用しているのは書籍自炊派は必ずこれを買うという裁断機「PLUS PK-513L」とドキュメントスキャナ「ScanSnap S1500」です。S1500はもうすぐモデルチェンジで新型が出ます。
スキャンスナップは「ナショナルジオグラフィック」のようなフニャッとした紙質は苦手なので、次の機種ではそのあたりが改良されていることを望みます。
科学書籍は紙本を pdf化して使い倒す

試しにこの本を pdf にしてみます。
科学書籍は紙本を pdf化して使い倒す

裁断機で閉じてある部分を切り離して1枚ずつになるように本をばらばらにするのですが、カバーと本体は別々に裁断します。
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本体の方は、ノリの部分が文章側に残らない位置で余裕を持って裁断します。たとえばこの本の場合はこの赤い線のあたり。
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プラスの裁断機はLEDで切断される位置を表示してくれるので、切り落とす位置をLEDの赤い線にあわせてセットします。裁断は力もほとんどいらず、サクッという感じで切り落とすことができます。
ちなみに、危ないので絶対に写真のように裁断部分に指を近づけてはいけませんよ。これは写真撮影のために細心の注意で行っています。
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切り落とすとこんな感じ。
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カバーはまず正確に二つ折りにして、2カ所を切り落とします。本文を切り落としたときに設定した裁断機のガイドの位置を動かさずに、まず左側を裁断し、右側は裁断機のガイドにあわせて切り落とすとカバーと本体の横幅がきれいに揃います。
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カバーを切り落とすとこんな感じ。
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裁断したページをスキャンスナップにセットして読み込みます。
専用ソフトウエアで読み取り条件をセットしますが、「知りたいサイエンス」シリーズや「ニュートン」「日経サイエンス」図鑑類のように写真や図表が多用されている本の場合は・・・

 画質:スーパーファイン(カラー 300dpi)
 カラーモード:カラー
 読み取り面:両面
 ファイル形式:PDF
 テキスト認識オプション:日本語・全ページ 【←ここだいじ】
 原稿サイズ:サイズ自動検出
 ファイルサイズ:圧縮(一番弱く) 【←ここもだいじ】

とします。

新書や小説のように図表が重要でない場合は カラーモードを「白黒」にすると、pdfのコントラストが高まって読みやすくなります。「カラー」だと文字がちょっと薄くなります。もちろん、タブレット端末などで読む分には問題になりません。

スキャンスナップには何枚かまとめてドキュメントフィーダー部分にセットできますが、220ページほどある本書の場合はすべてを一度にセットできませんので、少しずつ読み取り部分に載せてスキャンに合わせて補充します。220ページをスキャンするのに要する時間は3分45秒でした。読み取り時間はページの大きさと画質設定によって変化します。
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スキャンが終了すると付属のソフトで自動的にOCRされます。時間はかかりますが、資料として活用するためには全ページをOCRすることを必ず行ってください。本書の場合、OCRに要した時間は2分弱でした。これはPCの性能に大きく依存します。また、最終的に pdfをネットワーク上に保存する場合でも、一時ファイルはPC上において下さい。ネットワーク上のファイルをOCRするととんでもなく時間がかかります。ローカルでOCRしたpdfをネットワークに保存しましょう。
ちなみに、220ページを2分間で全文OCRしたPCのスペックは

 SONY VAIO Z
 Core i7-3612QM 2.10GHz
 メモリ 8GB
 壁紙 森園立夏(D.C.III)
 天板 瑠川さらで萌PC化済み(D.C.III)

です。
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2分間待ってOCRが終わるとその後の処理を訪ねられますので、あらかじめ決めておいた電子書籍を保存するフォルダに保存します。特に理由は無いですがエバーノートとかは使いません。
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こんな感じで科学書籍は雑誌も単行本も新聞記事もすべて同じフォルダに放り込みます。サブフォルダを作ってもいいですが、細かく分類して保存するのは意味がありません。ざっくりと放り込みます。
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で、わたしの場合はこんな感じで自宅の NAS に入れています。左側が電子書籍や普段持ち歩かない講演会の動画などを保存しているNASで、1TB×4をRAID6で使用しています。使える容量は2TBになります。これを外付けの2TBでミラーリングし、さらにNASにUSB接続した外付けHDDに時々バックアップしています。USBバックアップは普段はUSBも電源コードも抜いています。不在時に落雷などでNASのデータがすべて破損しても接続していないドライブのバックアップデータは守られますので。

右側のNASはDLNA機能を持っているNASで科学情報テレビ番組などをまとめて保存しています。こちらは1TB×4をRAID5で使用し、外付けドライブで2TB増設し拡張しています。増設分はRAIDになっていません。テレビ番組はまぁ、なくなってもそれほど困らないので、特別な対応は取っていません。
科学書籍は紙本を pdf化して使い倒す

で、保存するとこんな感じ。220ページの本をカラーでスキャンして 150MBくらいです。
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検索はアクロバットスタンダードの検索機能で行います。
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たとえば、pdf化したすべての書籍から「黄砂」に関する記述を探し出してみましょう。
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今のところ、860冊、116GBの科学書籍がpdf化されていますが、2時間くらいで「黄砂」の記事をリストアップしてくれます。ファイルをローカルに置いて検索すればもっと速くなると思うので、1TBの容量がある VAIO Z が発売されたら買い換えて科学書籍はローカルに置こうと思っています。860冊の本を人力で調べるとなると1日では終わらないと思うので、それに比べると圧倒的な速度です。

で、アクロバットが該当する書籍と該当箇所をこのようにリストアップしてくれますので、
科学書籍は紙本を pdf化して使い倒す

気になる文献をクリックすると、下のように該当ページが表示され「黄砂」に色づけされています。全文検索するので、このようなコラム記事でちょっと触れられている程度の箇所まで漏らさず確認することができます。人力で目次チェックをしたのならば、必ず見落としてしまうような該当箇所ですよね。
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ちなみにスキャンした書籍は紙ゴミとしてリサイクルしましょう。
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2012-11-25 : 雑談 : コメント : 0 :

Chapter-411 マインドポップ

 日々の生活で、見られて困る雑誌はベッドの下に入れたっけ、のような特定の情報を思い出そうとすることはしばしばあります。

 これらはいずれも、意識して何かを思い出そうとする行為ですが、逆に、思い出すという行為がすべて意識的だとは限りません。

 最近、マインドポップという現象が科学者の間で話題になっています。マインドポップは言葉やイメージ、メロディーなどの断片が突然思い出される現象です。思い出されるのは言葉である場合が多く、注意力をあまり必要としない習慣的な行動をしているときによく起きます。ここで最も注目すべき点はマインドポップのきっかけは周囲の状況や少し前に考えていたことは関係がなく、どこからともなく沸いて出るように思われる点です。

 英ハートフォードシャー大学の心理学者はマインドポップを一種の長期プライミングとして説明できる場合が多いといっています。プライミングとは記憶が示す特徴の一つで先に入った情報が後から入ってくる情報の記憶に影響する現象です。

 日常生活で遭遇する情報のほとんどが何かしらの記憶を活性化させます。たとえば、ケンタッキーの前を通ったら実際に目で見ているカーネルおじさんという概念が活性化されるだけでなく、フォスターの「ケンタッキーの我が家」の音楽や道頓堀川など、多くの記憶が掘り出されるように活性化されますし、さらにそれらの引きずり出された記憶のかけらは無意識のまま数時間から数日にわたって活性化されたままになります。それらが、身の回りで起きた別のことがきっかけになって記憶の表面に呼びだされ、どこからともなく飛び出してきたように感じるのだろうと思われています。

 この現象はクリエイティブな能力を高めるという説もあって、頭の中で多くの異なる概念が活性化されたままでいると概念の意外な関連づけが行われるので、マインドポップが頻繁に起きる人は創造性に飛んでいる可能性も指摘されています。また、頭の中でお気に入りの曲の特定の部分がヘビーローテーションされる人も多いかと思いますが、これもマインドポップと関係があると考えられ研究の対象となっています。
2012-11-24 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :

男性と女性、物の見え方に違い

 先日のサイエンスアゴラでは、色を感じる細胞について赤色を感じ取る細胞には2種類あって、女性に限定してその両方を持っている人がいる、その人は3種類しか持っていない男性全員と一部の女性に比べて赤についてより詳細に識別ができる、とお話をしました。

これは実は新発見と言うほど新しい話ではないのですが、ニューヨーク市立大学ブルックリン校による最新の研究によると、女性は色の違いを見分けることに優れ、男性は素早く動く物体を目で追ったり、遠くの細かいものを見分けたりすることが得意だということがわかってきたようです。

その違いというのを科学的に語ると、可視光の波長を認識するにあたって、男女で認識領域にずれがある・・・つまり、光の波長はそのままでは脳は認識できませんので、波長を神経信号に変換するわけですが、このときに、男女で変換結果にずれがある・・・男性は波長が長い方にずれる・・・ということのようです。その結果どういうことが起きるかと言えば、たとえば、果物のオレンジを見た時、男性の脳内では波長が長い側つまり暖色側にずれて、女性より少し赤く見えていたり、葉の緑色は男性には女性に見えているより少し黄色がかって見えている可能性があるとのことです。

 一方で、男性は、細部の素早い変化を遠くからとらえる能力が優れているようです。つまり観光地で景色を眺めていて男性が「あ、鳥が飛んでる」と言っても女性にはそれが見えていない(「気づいていない」ではない点が今回の発見のポイント)可能性がありそうです。男性は脳の視覚に関わる神経細胞の発達に必要な男性ホルモンが多く、それらの神経細胞が生まれつき女性より25%多いこともわかっているようです。
という。
2012-11-18 : 雑談 : コメント : 0 :

Chapter-410 イカはスゴイじゃなイカ

Chapter-410 イカはスゴイじゃなイカ

イカは身体の色を変えることができるのですが、National Geographic News、August 22, 2012にそれに関係する記事が掲載されたので紹介します。

イカの皮膚を拡大して観察すると2種類の色素細胞が見えます。ひとつは明るく輝いて見える虹色素胞(にじしきそほう)、もうひとつは黄色や赤色の色素胞です。

 ウッズホール海洋生物学研究所などの最近の研究でイカの皮膚細胞に電極を取り付ける新しい手法が導入され、神経に電気的な刺激を与えると、虹色素胞の色や輝きが変化する様子を突き止められました。イカの皮膚に小さな穴をあけて神経束に電極をつなぎ、電気パルスを送信すると、イカの体はまるで万華鏡のように赤から始まり、黄色、緑色と順に変わって、最後には青色になる変化を見せました。

 詳細な研究の結果、イカの体には虹色素胞の制御だけを担当する神経細胞が存在し、さらに、1個1個の虹色素胞を脳で個別にコントロールする能力を持つことがわかりました。一方で、イカは皮膚の色を変化させることはできるものの、目は色を識別できません。人間では3色ある目の中の色素がイカでは1種類しかないため、主に青色の光だけしか感じ取ることができないのです。もっとも海で20メートルも潜れば、ほとんどの色は判別できなくなるので、イカにとって、色の違いははそれほど重要ではないのかもしれません。
2012-11-18 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :

「宇宙と地球を視る人工衛星100」台湾語版でました

今でも大好評で売れ続けている「宇宙と地球を視る人工衛星100」の台湾語版が出ました。日本語版よりも一回り大きくて立派な本になっています。でも、全部漢字です。

「宇宙と地球を視る人工衛星100」台湾語版でました

台湾の皆様、よろしくお願いいたします。

「宇宙と地球を視る人工衛星100」台湾語版でました


2012-11-17 : 雑談 : コメント : 0 :

サイエンスアゴラ2012 反省文

サイエンスアゴラ2012についてまとめておきます。

なお、掲載している写真はネットから無断で拝借しました。
ご容赦ください。
写真を撮影して公開してくださった多くのブロガーの皆様に感謝します。
自分では写真撮れないので貴重な記録写真として収集させていただいています。

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イベントレポートではなくて、どちらかというと中の人の立場から今後のサイエンスアゴラやサイエンスコミュニケーション活動に役立つようにという意味で。
思いつくままにだらだら書きます。

最初に絶対に言いたいのは、今回もとても楽しかったです。
来場者の皆様のお陰はもちろんですが、ヴォイニッチの科学書出展に関わって下さった方皆様にも感謝です。これは偽りないところ。ほんと、ありがとうござました。楽しい休日を過ごさせていただきました。

2012年のサイエンスアゴラは11月10日、11日の2日間。
会場は東京国際交流館が復活して日本科学未来館(A会場)、産業技術総合研究所(B会場)、都立産業技術研究センター(C会場)、国際交流館(E会場)そして、それらの会場をつなぐシンボルプロムナード公園(D会場)という構成。

ヴォイニッチの科学書の参加は東京国際交流館会議室(第1回)、東京国際交流館ホール(第2回)、お金がなくて1回休んで東京国際交流館ホール(第4、5回)、東京都立産業技術センターホール(6回)、そして今年が日本科学未来館7回未来館ホールでした。

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会場そのものについては不満はなかったです。音響効果のyanmaさんやテツオさんはいくつか不都合に見舞われていたようですが、おびおがイベントに集中できるように密かに処理してくれているのでよく知りません。

が、今年は会場付きの音響スタッフさんがイベントに不慣れな方でいろいろとミスがあったそうですが、このあたり、会場の規定として譲れないところかもしれませんが、こちらはプロを2名も同伴していますので、信頼していただいて任せてもらえればミスもなかったかと思うのですが、そのあたり、事前に事務局と調整しておく必要があったかと反省です。

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ヴォイニッチの出展は列ができるのが恒例ですので、事務局側もそのあたりすでに理解して下さっていて、いろいろと手を打っていただいていたようです。公式記録のカメラマンさんなど事務局から「あのイベントは列ができるので必ず撮影に行くように」と指示が出ていたとか。ありがたいことです。

ただ、やはり会場側としては通路に列ができるといろいろとアレなことは当然で、こちら側もそこはできるだけ運営側にご迷惑をおかけしないようにと例年メイド隊を同伴しています。メイド隊は決して客寄せではなくて、おびおの趣味です。ちがう・・・。ご来場の皆さんのご案内役も事前にメイド隊がするべきことの中に含めています。今年も「壁際に2列に」とお声かけしたのもその一環ですし、キャンディーを配布するのもキャンディーで血糖値を上げていただいて待ち時間でイライラしないようにという科学的配慮でもあります。後者については食べずに記念に持ち帰る方が多いので効果のほどは疑問ですが・・・。

にもかかわらず、というかその努力が運営側に伝わっておらず、運営側の会場整理のアルバイトの方から「えー、この列俺たちがさばくのかよ」みたいな愚痴発言が出てそれが来場者様の耳に入ってしまったのは残念なことです。思っても口に出さないでいただきたいです。ただ、その場の責任者の方とはコミュニケーションがとれていて、責任者の判断と指示→おびお確認・メイド隊に連絡→行動 といういわゆる「業務フロー」的な物は機能していて良かったと思います。2010年の出展でそのあたりがきちんとできておらず、会場が混乱して他の出展者の皆様にご迷惑をおかけした反省が事務局側にもおびお側にも生きていると思います。

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例年、ヴォイニッチの出展に対して「なんか、有名な作家を呼んだらしいよ」「可愛い女の子がいるから人集まるよね」そういうことを他の出展者の方が口にしながら通り過ぎていきます。ご存じの通り、おびおは数名様の列ができた時点で必ず出ますので、すべて聞こえてます。それは違うと思うんですね。そういう考え方をしているから偉い先生を呼んでも閑古鳥が鳴いてしまうんじゃないですかね。列に並んで下さる方々は決してメイドが見たくて来ているわけではなく、科学の話題で楽しみたいからお台場まで足を運んで1時間も待って下さるんです。そのあたり、誤解をしている他の出展者は意識を改めていただきたいです。客寄せ的なものを用意すれば人は呼べるよね、そういう考えでサイエンスコミュニケーションに取り組んではダメだと思います。

出展者の意識と言えば、おびおごときがこういうことを申し上げて申し訳ないのですが、開幕シンポジウムに出ておられた毛利館長。あきらかに準備不足でした。ご自身が使われるスライドもおそらくは他の方が用意されて館長は本番で初めてご覧になったのではないかと想像します。今年のサイエンスアゴラの登壇者の中で、一番影響力があって、一番多くの人が耳を傾けうるお立場の方としては少々残念なご登壇でした。

サイエンスアゴラ2012

一方では日本科学未来館の出展スペースは一部に温度差はあったものの盛り上がっていてすばらしかったです。いつか自分も来場者側で楽しんでみたいと思いました。実は他の建物には行く時間が無かったのですが、少なくとも日本科学未来館1階は楽しそうでした。場が盛り上がってくると、いろいろな事故なども起こる可能性が出てきますので、保安防災や来場者の安全確保もこれからは大事になるかもしれないですね。そういう意識が低くて、安全的な意味で「おぃおぃ、だいじょうぶかそれ」みたいな出展者もちらほら。

事務局が次に取り組むべきはより多くの企業出展を促すことでしょうか。今回は島津製作所などが出展していたようですが、もっともっと。科学機器メーカーだけではなくて、化学メーカーとか、素材産業とか、いろいろとネタを持っている企業は多いので。いろいろな別のイベントで公開しているそのようなネタをサイエンスアゴラでもやってください。

サイエンスアゴラ2012

ツイッターで拾った来場者様のご発信「サイエンスアゴラやコンセンサス会議や討論型世論調査はそれぞれ意義ある試みだと思うけど、それはやはり非日常であって、それと同時に教育やメディアにおける科学コミュニケーションも重要だと思うんだけど、そういう話は出てこなかったなあ」(2012/11/10 13:51:38)アゴラの前日に偶然教育関係に携わる偉い方とご面談いただく機会があったのですが、学校の先生の意識改革はこれから重要ですね。その方もそうおっしゃってました。サイエンスコミュニケーターの役割として、学校の先生と相対すること、そんな感じ。

今日一番心に響いたのは自称文系嫁さんの一言。『客引きに慣れない理系の出展側と飛び込めない客の理系が互いに AT フィールド張り合い、克服してもなお客の基礎体力ガン無視で置いてかれる (意訳)』だな。とか、土産に貰った遺伝子組み換え大豆食いながらおもう。」(10242012/11/10 21:49:25) ま、それもアゴラの楽しい部分として理解していただければ。わからないことをわからないと認識し、しかもそれを楽しむ、というのは科学の基本なので。知ってる話題、理解できる話題ばかりでは面白くないでしょ。

サイエンスアゴラのシンポジウム感想、続き。若松さんが一番地に足の着いたことをおっしゃっていた。『科学コミュニケーションの手法の開発、経験の蓄積が必要』と言う佐倉さんに、すかさず『手法は既にある。必要なのはコミュニケーションの結果を政策、制度に反映する仕組み』と返したり(続く)」(2012/11/10 13:38:09) 個人的には結果なんて出ないことをやってると思ってるのですが、こういった定量的効果とそれを踏まえたアクションも必要かもですね。おびおは、サイエンスアゴラ2012に来場されたある一人の小学生が、将来偉大な科学者になっていれば、それはサイエンスアゴラ2012を開催した意味があったのだ、と理解します。

毎年くりらじで様子を聞きながら参加できなかったサイエンスアゴラに今年は運良く参加できた!一緒に行った友達とその息子(小6)は「こんな素晴らしいイベントがあるなんて!」と大感激で、これから毎年行くと喜んでいた。」(2012年11月17日 - 8:53)
ヴォイニッチの科学書をやっていてよかった、と思う瞬間です。ヴォイニッチの科学書がなければひょっとしたら知らずに過ぎていったかもしれないイベント、届かなかった情報、出会わなかった人々をヴォイニッチの科学書でつなぐことができたのなら、それはもう本望です。自分一人でできることはわずかだけど、こうしてつながることでもっと世界は広がるはずだから。

つなぐと言えば、事務局側から毎年「他の会場に皆さんを誘導してください」的なお願いがあります。まったくもって賛同できることですのでイベントの前後にはくどいくらい「他の会場に足を運んでください」とお願いしています。今年はそういう意味ではお役に立てましたかね? 本当は同じ7階に出展しておられる地方から出展された方々の会場に誘導したかったのですが、ステージイベント→サイエンスマーケット という流れだったので来場者の多くをごっそりとC会場の方に誘導してしまったかもしれない、とそこは気にしているところです。物販会場を同じ未来館7階に特例で設置させていただいて、未来館の中で来場者様にうろうろしていただく方が効果的だったかもしれません。来年はそのあたりもしっかりと考えて提案とかしながらよりよい形にしたいと思います。

サイエンスアゴラ2012

それから、「懇親会はしないのですか」とのおたずねをいただきました。実は数年前はイベント終了後に懇親会を開催したことがあるのです。ですが、参加人数的なこととかいろいろあって申し訳ないですが、懇親会は開催していません。ぜひ、年に何度か開催している「ダイナー・ヴォイニッチ」食事をしながらヴォイニッチの科学書を楽しむ会の方に足を運んで下さい。次回は2013年3月16日(土曜日)阿佐ヶ谷Loft-Aです。

サイエンスマーケットはいい企画だと思います。来年も頑張ってください。手前味噌ですが、ヴォイニッチの科学書の販売時間に販売すると盛り上がるよ(笑
単刀直入に言って、地方の人間があのようなイベントに出展するのはいろいろとお金がかかります。おびおはおかげさまで有料会員の皆様に支えていただいて出展ができています。ありがとうございます。が、それだけでは足りないので物販を利用していただけるのは正直ありがたいです。あと、詳しくは言えませんがBJにも毎年気を使ってもらって出展費用をまかなっています。

サイエンスアゴラ2012

昼食難民ももはやサイエンスアゴラの名物ですが、今年は出展者がおしゃれなランチのバンを呼んだのだそうで。なんか、それおもしろそう。でも知り合いにそんな仕事してる人いない・・・。ようさん店長のバーを呼ぶか・・・。売り子さんとかやってみたい。

サイエンスアゴラ2012

今回の自分の反省点

もっと話術を研きたい。
これはありますね。
がんばります。

「先着100名様プレゼント終了しました」のお知らせポスターを用意してなかった。
プレゼント引換券が早々になくなってしまい申し訳ありませんでした。来年は何とかもっと数を増やします。並べば何かもらえる、くらいにはしたいですたぶん。

CD新作販売。
すいません、来年からは毎年新作を準備します。というか、来年から最新CDは毎年の「ダイナー・ヴォイニッチ春」で公開します。
で、全部入りのお持ちの方に Vol.5 を誤って販売してしまった件がありました。お手数ですがお申し出ください。

トレカ
皆さんに楽しそうに手にとっていただいてありがとうございました。
来年は見本を準備します。あと、次回からは同等の価格の同人誌との物々交換もありにします。今年も同人誌を下さった皆様にはトレカを差し上げました。ありがとうございました。

持ち帰り袋はテーブルの上に置いておいて、各自でやってもらう。
後ろの段ボール箱の中には準備していたのですが、出すチャンスがありませんでした。もうしわけありません。

あと、何かあったかな・・・
思い出したら加筆します。

2012/11/17 16:34 加筆
サイエンスマーケットで全然売れなかった、というツイートを見かけました。もうけは別としてやはり残念ですよね。そういう団体さんは是非一緒にやりましょう。ヴォイニッチの科学書のファンの皆さんは科学とつながることに熱心な方が多いので、「つながり」さえあれば、新しい展開もあると思います。おびおにできないコンテンツを持っておられる団体さんにヴォイニッチのファンの方をつないであげる、そこで新たな何かに触れていただくことは私にとってもとても大事な役目だと思っています。

2012/11/20 21:36 加筆
サイエンスアゴラ2012の出展についてブログで紹介してくださった皆様。
ありがとうございました。

Amazing Foods
マンボな毎日 
一級建築士の道 
Ayayalan's Note 
あも&サチアキの交換日記 
日々平穏 
・・・つづく
2012-11-17 : 雑談 : コメント : 0 :

今日読んだ雑誌「化学 12月号」

今日読んだ雑誌
化学 2012年12月号
化学 12月号

 今月の特集は「2012年ノーベル賞を読み解く」。

 子供たちに聞かせてあげたいノーベル賞もよろしくです。
  → http://www.nikkyoko.net/nobel.html

 化学賞のGPCRは「三つのブレイクスルー」の記事構成がとてもわかりやすくて読みやすいです。書こうと思えばいくらでも長文が書けることを1ページにきれいにレイアウトしてて編集さんのセンスが光ります。が、なぜ第3のブレークスルーだけ妙に長いの???

 生理学・医学賞はもう皆さんなじみのガードン先生のカエルの実験と山中先生のiPS細胞。ノーベル賞学者のガードン先生についての昔話を語るタメ口の国内学者さんへのインタビュー記事は内輪受け的で少々いただけない・・・。創薬研究についての記事が4年前の拙著の内容から全然進歩していない点に、かえって創薬への応用の難しさを感じてしまう今日この頃。

 で、物理学賞はなんでたった2ページ??? イオントラップとか、めっちゃおもしろいのに~。しょんぼり。

 物理学賞がdisられてるのは今年の傾向ではありますが、まぁ、きちんと読みやすく書いてあったのでおすすめです。
2012-11-17 : 今日読んだ・・・ : コメント : 0 :

今日読んだ本「新・細胞を読む」

今日読んだ本
「新・細胞を読む」山科正平さん(講談社・ブルーバックス)

新 細胞を読む

 サブタイトルが「超顕微鏡で見る生命の姿」とある通り、細胞を読むというより。ウルトラ拡大して見る本です。細胞の電子顕微鏡写真はNewtonなどでもよく特集されていますが、そういった雑誌の記事を一通り見ていてさえ、この本の電験写真はすごいです。この小さいな版サイズで出たのが何とももったいない感じ・・・。

 たとえば下の写真、これは137ページに掲載されている「骨髄で生まれたばかりの赤血球が血管の中に入ってくるところ」です。血管にあいた小さな抜け穴からムギュギュギュギュっていう感じで、形を湯が雅恵ながら赤血球が血管の中(写真の手前)に出てきてるんです。こんな写真見たことなかったですし。赤血球がんばりすぎ赤血球

 それから下の写真は279ページに掲載されている髪の毛の断面写真。髪の毛の写真と言えば鱗状の表面の電験写真はよく見ますが、断面もすごい。
髪の毛の断面

 そのほか、周辺に手足を伸ばして別の細胞とコミュニケーションを取ろうとしている骨芽細胞とか、糸球体毛細血管の内部とか、もうホントに写真がすごいです。
2012-11-17 : 今日読んだ・・・ : コメント : 0 :

写真でご報告、サイエンスアゴラ2012

11月10日のサイエンスアゴラ2012への出展に際しましては、たくさんの科学ファンの皆様にご来場をいただき、盛会に楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。

順不同ではありますが、写真をいくつか紹介しますね。

今回の会場は例年と異なり、プレゼントの配布や物販ができませんでしたので、入場時にこんな感じの連番付き引換券を先着100名様にお渡しし、イベント終了後に別会場のサイエンスマーケット(寒空に屋外!)でプレゼントと交換させていただきました。
今年は引換券をお渡ししました

お客さんに相対するメインスタッフの他にたくさんのスタッフがイベントを盛り上げますので、その日のスケジュールを控室のホワイトボードに書いています。
控室のホワイトボード

開演直前の様子です。会場はほぼ満席でした。どうもありがとうございます。
開演前にほぼ満席です

おびおは熱弁をふるっています。BJのテーブルにはファンからのプレゼントの山が・・・。
科学について熱く語っています

スクリーンにはカエルがうつっています。今年のノーベル賞、ガードン先生ェについて熱く語っています。
スクリーンにカエル

こちらは東芝EMI・・・ではなくて、東芝MRI。考えていることをいかにしてデータとして外部に取り出すか、というお話をしています。
東芝製EMI・・・ではなくて東芝MRI

公開収録後の別会場サイエンスマーケットも大盛況です。
物販もおかげさまで盛況でした

こちらが今年の出展会場、日本科学未来館です。このような立派なメイン会場を割り当てていただくのは初めてです。
会場の日本科学未来館

12時30分頃開場の予定でしたが、入場待ちの列がエレベーターホールを通り越して他の出展会場まで伸びそうだったので、10分切り上げて開場しました。そのせいで、ステージ上の準備のドタバタを公開することになって失礼しました。
列ができたので15分開場を早めました

今年もオリジナルキャンディーを用意して、入場待ちの皆様に着物隊がお配りしました。1種類は昨年と同じおびおのツイッターアイコンですが、残り3種類は今年の新柄です。ぼっとびおちゃんの髪型はこのキャンディで初公開でした。
列で待つのはストレスがかかりますので、血糖値を上げて落ち着いていただこうという科学的配慮でもあるのです。食べずに持ち帰られる方が多いので、その効果は疑問視されています。
オリジナル会場限定ぐぬぬキャンディ

開場直前のおびおと着物隊のお二人。左の人が毎年メイド隊をとりまとめて下さっているメイド長。今年は"隊長"と呼ばれてました・・・。
まもなく開場です

イベントが終わってきゃっきゃ言いながら記念写真を撮っている着物隊を眺めるおびお
着物隊写真撮影中

そして、これが今年のメインスタッフです。
このほかにもたくさんのくりらじスタッフ&会場スタッフに支えられてイベントを無事終えることができました。毎年おびおのわがままに付き合って下さる皆様に感謝。そして、毎年お騒がせのしっちゃかめっちゃかな素性不明の集団に会場を貸して下さる事務局にも感謝です。
今回のメインスタッフです
2012-11-13 : 雑談 : コメント : 0 :

ヴォイニッチトレーディングカードの遊び方

↓ヴォイニッチトレーディングカード第1集「おっきな装置で科学」
 ※フィギュアは付属しません。
ヴォイニッチトレーディングカード 第1集

↓新作!ヴォイニッチトレーディングカード第2集「火星探査機」
 ※フィギュアは付属しません。
ヴォイニッチトレーディングカード 第2集

よく質問される遊び方ですが・・・
・蒐集する
・パラメータが4種類カードごとに設定してあるので、なんか工夫する
・家族でトレーディングカード見ながらこれが好きとかきゃっきゃゆう
・52枚揃ったらトランプにして使うことを夢見る

 要するに、募集中です。

 そのうち二次元バーコードでも付けて、解説文がスマホで読めるくらいにはしようかとか思ってますけど。

 第1集、第2集、11月1日のサイエンスアゴラに持参します。来場先着100名様に配布する記念品引換券と交換か、各集1セット1000円での販売でゲットして下さいね。
2012-11-03 : 雑談 : コメント : 0 :
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おびおがしかし

Author:おびおがしかし
会社員をしながら科学のコンテンツを作ってます。書籍とか、トークライブとか、セミナーとか、ネットラジオとか、Webコンテンツとか。でも、楽しいことしかしません。楽しいことしかできない病、TD! それがおびおなのです。
苦手な食べ物:シーチキン、レバー、昆虫系
Web:ヴォイニッチの科学書
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