春の古本まつり(神保町)

神保町の書店街で開催されている「春の古本まつり」に行ってきました。
春のパンまつりは白いお皿がもらえますが、こちらは見ていた感じスマイル以外何ももらえそうにありませんでした。

冴えない彼女の育てかた

本当は日曜日のお昼にゆっくり行こうと思っていたのですが、日曜日は雨という予報を夕方になって知って、慌てて出かけて神保町に着いたときにはすでに薄暗く・・・・

神保町

でも、結構賑わってました。
ただ、露店は照明があまりないので、鳥目のわたしにはすでに少々つらい時間帯に・・・

#がんばってニンジン食べます

神保町 春の古本まつり

古本まつりに来ていてこういうことを言うのはアレですが、わたしはほとんど古書は買いません・・・っていうか、むしろ苦手。わたしにとって古書は本ではなくてむしろ古美術品に近い感じです。新品で手に入る本を古書で買うことはメガ%ありませんし、逆に自分の本を古書店に売ることもギガ%ありません。

たぶん、興味の対象が科学とかなので古書ってあまり意味が無いのですよね・・・。新品のしかも最新の刷りでなければ価値があまりありません。もちろん、科学の世界にも古典はありますのでそれは話が別ですが、それは上述の通り、古書では無くて古美術品です。

でも、古書を見るのは好きですし、これまでも買ってます。
買うのは新品では絶対に手に入らない書籍、10万円出しても20万円出しても売り手の言い値で手に入れたいような本限定です。

↓オマケ 秋葉原駅の電照看板がすでに来年モードに・・・・

神保町 春の古本まつり




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2014-03-30 : 雑談 : コメント : 0 :

阿佐ヶ谷 LoftA 「絶対可憐幹細胞」 4月5日18時~

阿佐ヶ谷LoftA「絶対可憐幹細胞」は無事終了いたしました。
当日の様子はいつもどおり、来場者の皆様のブログなどで・・・

あも&サチアキの交換日記」のサチアキさん・・・いつもレポありです。




阿佐ヶ谷LoftA「絶対可憐幹細胞」

阿佐ヶ谷 LoftA ダイナー・ヴォイニッチ 2014年春
開催のお知らせです。

テーマ : 絶対可憐幹細胞
開催日時: 2014年4月5日(土曜日)18時開場、19時開演、21時30分頃終演
会場  : 阿佐ヶ谷LoftA (東京)JR中央線阿佐ヶ谷駅からアーケードを徒歩数分(傘不要)
会場地図: http://www.loft-prj.co.jp/lofta/map.html 

チケット: 前売りチケットをローソンチケットで発売中です L:33395
料金  : 前売り2000円、当日2500円(共に飲食代別) 

その他ご案内
・入場は前売りチケット番号順です。18時から入場開始ですのでその少し前にお店の前にお集まりください。
・入場されましたら、飲食のご注文をお願いします。
・会場は地下です。開演までに非常口の方向をご確認下さい。
・夕食時間帯の開催です。お腹を空かせて夕食がてらご来場下さい。
 お腹にたまるフードメニューもたくさんあります。
・会場は狭いので大きな荷物は駅のコインロッカーなどに預けてご来場下さい。
・満席になりますので、テーブルは相席でお願いします。
・テーブルにヨメを並べる場合はお一人様1人まででお願いいたします。
・来場者はみなさんお友達です。楽しくご飲食下さい。
・物販もありますが、今回は新製品はありません。

皆様のご来場をヴォイニッチの科学書スタッフ一同、LoftAスタッフ一同、お待ちしております。
2014-03-24 : お知らせ : コメント : 0 :

【再掲】 Chapter-382 大型低温重力波望遠鏡「かぐら」 

2012年3月3日 Chapter-382 大型低温重力波望遠鏡「かぐら」
 http://science-podcast.jp/voynich/382.htm

 重力波はアインシュタインの一般相対性理論からその存在が予言されているものの、いまだに直接検出されていません。この重力波の世界最初の直接検出を目指し、東京大学宇宙線研究所を中心に国立天文台や高エネルギー加速器研究機構 (KEK) などが参加して進めている大型低温重力波望遠鏡 (Large-scale Cryogenic Gravitational wave Telescope : LCGT) 「かぐら」の建設が、いよいよ岐阜県飛騨市神岡町の地下で始まりました。

 神岡鉱山内という極めて地面振動が少なく、温度・湿度の安定な環境に設置するということです。実は地面は、風や打ち寄せる波、地球自身の固有な振動で常に振動しています。それが地下に潜ることにより低減され、神岡鉱山内の振動は地上の1/100まで小さくなっています。このことは重力波検出装置を長時間運転し、観測する上で大きな利点となっています。

 アインシュタインの一般相対性理論によると、質量をもった物体が存在すると、それだけで時空にゆがみができます。さらにその物体が運動をすると、 この時空のゆがみが光速で伝わっていきます。これが重力波です。重力波はあらゆるもの貫通し、減衰しないと考えられています。

「かぐら」による観測成果で科学者たちが期待しているものは、
・アインシュタインの一般相対性理論の検証
・宇宙誕生のより初期の情報の取得、および宇宙重力波背景放射の検出
・非常に強い重力場での物理現象の観察
などです。

 重力波が到来すると、二つの物体の間の距離が変化して見えます。しかも重力波による物体間距離の変化は、直行する二つの方向のうち、片方が伸びた時はもう片方が縮むという変化を繰り返します。その伸縮量は、物体間距離が離れていればいるほど大きくなる性質があります。その距離の変化を検出することが重力波望遠鏡の基本的な仕組みです。

 ところが、問題はその距離の変化がほんのわずかしかでしかないと言うことです。たとえば、銀河系とは違う他の遠い銀河で発生した現象による重力波が地球に与える影響は地球と太陽との間の距離を、わずか水素原子1個分動かす程度なのです。けれど、そのような天体現象が、銀河系の中で発生すればその数十倍程度に大きな時空の変化となるので現在の技術でもその重力波を捕らえることが出来ます。けれど、銀河系の中で検出可能な重力波を発生させるほどの激しい天文現象が起きる確率は数十万年に一回しかないので、遠くの銀河で発生した重力波も検出できるほど高性能な重力波望遠鏡を建設しようとしているのです。

 さて、その重力波の検出方法ですが、重力波は、全てのものを貫通してしまうため、マイクやCCDのような仕組みでは検出できません。けれど、光は重力波によってゆがんだ空間に沿って走る性質があり、それに時空は直行方向で伸縮するという性質を利用して検出することが可能です。このような仕組みの装置を「マイケルソン干渉計」といいます。長さを測るには、同じ光を直行するニ方向に向けて発射し、遠くに置いた鏡で反射させ、戻ってきた光の到達時間を両方で比較します。重力波によって伸びた方向に走った光のほうが帰ってくるのに時間が長くかかるため、伸縮の有無が分かります。ただし、地球上では地球が丸いという理由から、光が走る腕の長さはせいぜい4キロメート ル程度にしか取れません。そのため鏡を二枚用意して、その間を何度も反射して折り返させ光が70キロメートル程度走るようにしています。

 現在世界で最も感度のよい重力波望遠鏡は、数百年に一度の重力波イベントを捉える能力がありますが、世界の重力波観測グループは、感度をさらに10倍改善することで、人類初の重力波の直接検出を行い、さらに感度を向上させることによって1年に数回の重力波イベントの観測による重力波天文学の創生を目指しています。

この回は無料配信試聴版として前編を公開中です。
ヴォイニッチの科学書公式サイト、右側メニューの「無料配布試聴版」からご利用ください。
公式サイト(http://science-podcast.jp/voynich/index.htm)



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2014-03-23 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :

博物館の造形

東京上野の国立科学博物館日本館で「ものづくり日本大賞」受賞品の展示が4月6日まで行われています。その見学に行ったのですが、それだけ見て帰るのもアレですので、今日は博物館の造形の美しさに着目して何枚か写真を撮ってきました。

博物館というと展示品の価値や不思議さに興味が引かれますが、ライティングなどの展示手法や建物の造形もとても美しいですよね。今日は、「なにかきれいな造形は無いかな、って」他の来場者とは違う方向ばかり見て過ごしていました。

撮影はすべて SONY NEX6 + E 2.8/20mm 絞り優先オートに適当な露出補正。一部、コントラスト強調処理をしています。

国立科学博物館(東京上野)
   
国立科学博物館(東京上野)
   
国立科学博物館(東京上野)
   
国立科学博物館(東京上野)
   
国立科学博物館(東京上野)
   
国立科学博物館(東京上野)
   
国立科学博物館(東京上野)
   
国立科学博物館(東京上野)
   
国立科学博物館(東京上野)
   
国立科学博物館(東京上野)
   
国立科学博物館(東京上野)
2014-03-22 : 雑談 : コメント : 0 :

次の緊急事態に科学者が役立てるように

 科学が文化国家の基礎であるという確信の下、行政、産業及び国民生活に科学を反映、浸透させることを目的として昭和24年に設立された日本学術会議が、緊急事態における日本学術会議の活動に関する指針を策定しました。

 指針を学術会議の法規に加えることで、将来の危機に迅速に対応できる体制を作ることを目指すということです。東日本大震災の際には一部の研究者から個別に意見を聞いていたため人によりいうことが異なり、政府の判断もちぐはぐなものになり、また、政府の持っている情報が学術会議に入ってこなかったという苦い経験があります。

 そこで、大規模な天災や人災など社会的影響が大きく科学的見解が求められる緊急事態が発生した際、できるだけ早く科学者としての見解をまとめて政府機関等に伝達するとともに、科学的助言を行うために必要となる当該緊急事態に関連した情報の提供を政府に求めること、国内外の研究者が得た情報の集約点になり社会に適切な情報を発信していくことなどを定めています。

 また、自然災害・ハザード観測等の研究に関連する学協会と普段から緊急事態における対応について意見交換も行う計画です。

 活動指針ができたとしても、自然災害の科学的解釈や助言については科学者一人一人の専門領域や社会的立場によって異なるでしょうから、大量の情報をやりとりするだけで満足してしまうのではないかと心配しています。科学者と首相が一つのテーブルについて的確な議論を行う仕組みも必要かとは思いますが、あまりに科学者がダメダメちゃんだったこれまでの状態から、一歩でも抜け出せるならそれは大きな進歩かな、って。

 サイエンスコミュニケーターもこのような動きに合わせ、いざとなったらサイエンス・ソーシャルコミュニケーターとして機能するような事前の取り組みも考えたいところです。科学者と政府のサイエンスコミュニケーションを市民に伝える仕事も依然として重要だと思いますので。
2014-03-20 : 雑談 : コメント : 0 :

VAIO Pro13 red edition 降臨

VAIO Pro13 red edition

一ヶ月待ちだった VAIO Pro13 red edithinが届きました。
梱包の写真はその他のいろいろなブログでも紹介されていますが、ちょっと他の VAIO とは違う大人な感じです。

VAIO Pro13 red edition

red edition は Windows8 ですので、8.1 にバージョンアップする作業などに一夜かかりましたが、とてもいい感じです。

私が買った 13インチの VAIO はこれで3代目になりますが、その違いが一番よくわかるのは側面ですので積み重ねて記念撮影です。一番上が VAIO Pro13 red edition、その下が今のメインマシンの VAIO Z 最終型。これも非常に薄型ですが、断面の造形はシンプルな台形で、スーパーカーを彷彿させる red edition の複雑でカッコイイ造形と比較すると古さを感じます。

一番下はその前のメインマシンのシリンダーデザイン時代の VAIO Z。何も諦めない全部入り時代です。
この時代の VAIO Z はとても贅沢な設計になっていて、アルミのヘアラインをキレイに磨きだしたパームレストなど、非常に凝っていて、美しさでは今見ても red edition にまけません。

VAIO Pro13 red edition

天板面はどれも大して変わりませんね。
ちなみに、黒は「ダ・カーポⅡ」の朝倉姉妹。
銀は「CODE OF JOKER」の京極院沙夜さん。
赤は今のところ「機巧少女は傷つかない」の夜々さんにしようと思っていますが、思案中。
赤色のキャラと言えば「エヴァンゲリオン」のアスカさんがすぐに思い浮かびますが、京極院沙夜さんの前は1年くらいアスカさんだったので、ちょっとキャラは変えた方が良いかな・・・って

VAIO Pro13 red edition

VAIO はご存じの通り、投資会社に売却されてしまいました。
今後どんな VAIO が出てくるのかはわかりませんが、現在は台湾勢と日本のショップブランドが圧倒的な存在感を示しているゲーミングマシン市場に参入してくれると楽しいな、って思います。

VAIO はやっぱり、性能を落としてウルトラブックになって MS Office 推奨マシンになるよりも、超絶性能なゲームマシンになるべきだったと思います。ソニーのエンジニアも絶対にそれは考えていたと思います。でも、私の勝手な想像ですが、PS3 ビジネスを守るために PS3 を超えるような超高性能ゲーミングPCの開発は経営者によって禁止されていたのではないでしょうか。

PS3 とは関係なくなった今こそ、世界のゲーマーが狂喜乱舞するような、ウルトラブックがガラクタに見えるような超絶性能のマシンを出して欲しいと思います。

ま、何にしてもソニーの VAIO でたくさんの本を書かせて頂きました。
VAIO に携わったソニーの皆様には、長い間私の執筆活動を支えて下さってありがとうございました。
2014-03-16 : 雑談 : コメント : 0 :

STAP細胞とはなにか の発売を中止しました

 電子書籍で発行した「STAP細胞とはなにか」ですが、先日の理研の記者会見では多くの人が関心を持っていて、最も重要な細胞の存在そのものについては全く説明が無かったものの、本の元になっている原著論文がほぼダメになりましたので、14日に販売を中止しました。お騒がせいたしました。

 前半のSTAP細胞の部分はともかくとして、あの本の後半は一般的な細胞や、幹細胞についてきれいなイラストやわかりやすい解説で、細胞の基本が学べるようになっていて、たくさんの方に細胞について知って頂きたく価格も 100円と格安にしていたのですが残念です。
2014-03-16 : お知らせ : コメント : 0 :

Chapter-487 ガリレオ・ガリレイ450

 今年の2月15日ははガリレオの450回目のお誕生日です。ガリレオの最も有名な実験は、1589年に行われた、ピサの斜塔から質量の異なる球を落下させる実験です。重い物体も軽い物体も自然に落下するときの速度は同じで、重いからといって速く落下することは無いことを示した実験ですが、実際には行われていないとも言われています。

 また、ガリレオ以前のギリシャの古典物理学に代表される当時の科学には実験をするという概念は少なく、科学も哲学の延長上にありました。ピサの斜塔の実験は本当に行われたかどうかはわかりませんが、ガリレオが、科学を実験によって証明するという、現在広く行われている科学への取り組み方法の基礎を築いたとされています。

 事件と共に重要なのは観察ですが、ガリレオは自分でレンズを磨いて望遠鏡の精度を高め、惑星の衛星や 太陽黒点、月のクレーターの観測を行いました。その結果、木星の衛星を発見しました。

 ガリレオは非常に社交的だったことも知られています。同時代の他の自然哲学者や革新的な思想家たちと広く文通した記録が残っており、惑星の運動に関する法則を発見したドイツの天文学者、ヨハネス・ケプラーもガリレオの文通相手の一人です。ガリレオがメッセージを発したのは科学者に対してだけでは無く、一般の人に対しても多くの文章を書いていて、しかも正確な事実をわかりやすい言葉で記していますので元祖サイエンスコミュニケーターだとも言えます。

 一方で、あまりに自然を冷静に分析したために宗教との激しい対立も生みました。ガリレオが唱えた地動説による異端審問裁判でガリレオに対する有罪判決を受けました。「それでも地球は動いている」はこの時にガリレオが異端審問官に言ったとされている言葉です。



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2014-03-13 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :

Chapter-486 ミューゼス・ミューゼス

私たちの体に内在する多能性幹細胞 Muse細胞

 iPS細胞は遺伝子を細胞の中に入れることによって人工的に作り出された幹細胞ですが、私たちの体の中には天然の幹細胞が大量に存在していています。その代表が骨髄幹細胞です。骨髄幹細胞は赤血球や白血球など血液中の細胞に変化する限定された能力を持った幹細胞です。骨髄幹細胞は脂肪などに存在する幹細胞と合わせ間葉系幹細胞と言います。

 再生医療ではiPS細胞が話題をさらっていますが、間葉系幹細胞も医療応用の研究が進んでいて、しかもがん化しにくく入手しやすいというメリットもあります。別のメリットは、間葉系幹細胞には以外と様々な細胞に変化する能力を持ち、失われた組織を修復する謎の能力を持っていることです。

 この謎の幹細胞の正体は間葉系組織の中に含まれ、多能性を持っているものの腫瘍性は持っていない、これまで知られていない種類の幹細胞であると考えられています。その細胞はその特徴を現す英文の頭文字を取ってMuse(ミューズ)細胞と呼ばれています。Muse細胞は遺伝子的に特徴を調べると骨髄などの環境系細胞との特徴とES細胞に似た多能性幹細胞の両方の性質を併せ持っていることが知られています。その割合は骨髄細胞の3000個に1個の割合だと言われています。また、実際にMuse細胞は血液細胞以外の神経や肝臓、骨などに実験的に変化させることもできます。

Muses-C 後継機

 2010年に世界中を湧かせた日本の惑星探査機はやぶさこと、MUSES-Cからまもなく4年が経過しようとしています。そして、今年、2014年はMuses-Cの後継機「はやぶさ2」が打ち上げられる予定なのです。

 「はやぶさ2」も「はやぶさ」と同様に小惑星からの物質を地球に持ち帰るサンプルリターン・ミッションですが、はやぶさ2が目指すのは表面に有機物や水がより多く含まれていると考えられている小惑星です。生命の成分である有機物は、今から46億年以上前に太陽系を作った星間ガスの中にすでに存在していたと考えられています。「はやぶさ2」では、そのような太陽系形成時に存在していた水や有機物を調べます。

 JAXAのWebサイトの情報によれば、はやぶさ2は2014年に打ち上げられ、2018年に目的の小惑星に到着、そこでサンプル採取を行って2020年、オリンピックの年に地球に帰還します。



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2014-03-13 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :

Chapter-485 音波浮揚

 東京大学の研究チームが、超音波で物体を浮上させ、上下左右と立体的に操作することに世界で初めて成功しました。

超音波で物体が保持される現象は日常生活においても見ることができます。たとえば、超音波メガネ洗浄器の中でゴミや泡が浮かぶでもなく、沈むでもなく、ある一定の場所に保持されていることを見たことのある人は多いと思いますが、それがそうです。

 今回の実験では285個の音響トランスデューサーを組み込んだ超音波スピーカーで囲まれた空間の中にプラスチック・ビーズを浮かべ、空中で上下左右に思いのままに操作することに成功しました。超音波スピーカーから出る音波を巧みに調節すると、空間上に目に見えないジャングルジムのような格子状の音波の焦点を作り出します。この焦点では音波が増幅され、物体が空中に保たれるために必要な圧力が生み出されます。

 空中での移動をさせず一点に保持するだけであれば2013年にアメリカのアルゴンヌ国立研究所の研究者らが、空間に塩やバジルオイルを浮遊させてサラダを空中で作って見せたことがあるそうです。この例からもわかるとおり、空中に物質を浮遊させて動かす技術を応用すれば、容器などを使うことなく様々な材料を混合することが可能になります。工業的には空中で分散、混合することによって不純物の混入を回避でき、同様の目的で国際宇宙ステーションの中では無重力状態で容器を使わずに物質を混ぜるの実験が行われています。



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2014-03-08 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :

Chapter-484 オートファジー

 オートファジー は、細胞が自分の中身のタンパク質を自分で分解する仕組みのことで、自分で自分を食べる自食とも呼ばれます。自食は酵母のような単細胞生物から人間まで、バクテリア以外の生物はみんな持っている仕組みで、自食は何のためにあるかと言えば、

・細胞内の中に不良品のタンパク質が蓄積することを防いだり
・使用済みのタンパク質を分解してリサイクルしたり
・細胞の中に侵入した病原微生物を処分したり
・細胞が働くために必要の無い部品を意図的に破壊したり
・異常なタンパク質が原因で起きるハンチントン病などの抑制をしたり

などが考えられます。

 私たちが生きていくためには、タンパク質を合成する必要がありますが、その材料となるアミノ酸は食事から取り込まれています。そのため、飢餓状態になるとアミノ酸の供給が断たれるため、細胞にとっては生死に関わる重大なダメージになります。ここでオートファジーが働き、細胞内に存在しているタンパク質の一部が分解されて、アミノ酸が生成され、タンパク質を合成する材料が補充されると考えられています。

 実際、例えば夜の間に活発に栄養を摂取するマウスを一晩エサを与えないだけで、肝細胞でオートファジーが起きることが知られています。一方で、飢餓状態が長く続くとオートファジーが過度に進行してしまい、細胞の生存に必要なタンパク質までも破壊して資材に戻してしまうため、細胞が死に至る結果となります。



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2014-03-08 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :

Chapter-483 事象の地平線の存在しないブラックホール

 理論物理学者、スティーブン・ホーキング博士が「事象の地平線の存在しないブラックホール」という新しい説を発表しました。

 私たちが想像しているブラックホールは中心から少し離れたところに、その境界線を越えると決して抜け出すことはできないという「事象の地平線」が存在しているとされています。このようなブラックホールでは、事象の地平線を越えた物質が持つ情報は、すべて破壊され、二度と取り出すことはできません。ところが、宇宙の振る舞いを素粒子レベルで最も整合的に説明する量子物理学においては、情報は決して破壊することはできないとされていて矛盾しています。そこで、ホーキング博士はこの矛盾を解決するブラックホールとして、事象の地平線は存在せず、「見かけの地平線」が存在するブラックホールを提案しました。

 この新たなブラックホールでは中に入っていった物質やエネルギーは一時的に閉じ込められているだけで、最終的には出てくることができるされます。これを「放射」と呼びます。ただし、その放射は、たとえば宇宙線船が飛び込んだら宇宙船をそのまま放射するのでは無く、宇宙線の情報はすべて保持しているものの、情報がグチャグチャにかき混ぜられて違ったものになっており、元通り再構築する現実的な方法は存在しないとしました。こういったことが起きるのは、ブラックホールがカオス的な性質を持っているためだということらしいです。


2014-03-08 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :

に~こにこヴォイニッチ

これ買ってみました。

Webカメラ

Webカメラです。
ヴォイニッチの科学書は時々(?)YouTubeで配信されているようなのですが(実はよく知らない)「次回から収録中の動画をつけましょう」とBJが言い出したので、そのついでに収録中の様子を生放送でもしてみようかな・・・とか思い立ったので。
3月7日の24時にちょっと試してみます。

で、なんとなくごそごそしてたら、2009年に録画したポッドキャストの編集作業の動画がネットにありました。
http://www.ustream.tv/recorded/1618946

ヴォイニッチの科学書を始めた頃にライブカムに凝ってた時期がありまして、その頃の名残みたいですね。


2014-03-06 : 今日買った・・・ : コメント : 0 :

今週の人工衛星「情報収集衛星用データ中継衛星」

 日本政府は4機の情報収集衛星を運用していますが、これらの衛星は日本上空でしか政府と情報をやりとりできません。衛星が日本上空に来るのは1日に1回程度ですので、このタイミングで衛星に指示を出したり、衛星が収集したデータを地上に転送したりしています。

 けれどこれでは緊急時には対応できませんので、政府が新たに情報収集衛星のデータを中継する静止衛星を2020年を目処に打ち上げることになりました。情報収集衛星が上空数百キロメートルの低空を飛行しているのに対し、データ中継衛星は赤道上空3万6000キロメートルという非常に高い位置から情報収集衛星を見下ろすことになりますので、非常に長い時間、通信を行うことができます。

 また、情報収集衛星そのものも米国の衛星に比べると性能が見劣りするため、寄り高性能な衛星の開発も検討されています。現在運用中の情報収集衛星は光学衛星とレーダー衛星の2種類がありますが、解像度は光学衛星で60センチ、レーダー衛星で1メートルと言われています。





2014-03-01 : 人工衛星 : コメント : 0 :
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おびおがしかし

Author:おびおがしかし
会社員をしながら科学のコンテンツを作ってます。書籍とか、トークライブとか、セミナーとか、ネットラジオとか、Webコンテンツとか。でも、楽しいことしかしません。楽しいことしかできない病、TD! それがおびおなのです。
苦手な食べ物:シーチキン、レバー、昆虫系
Web:ヴォイニッチの科学書
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