ヴォイニッチの科学書 Chapter-642 届かないところにあるブドウは本当に熟していなかった

イソップの寓話に「すっぱいブドウ」があります。ウィキペディアによると「キツネが、たわわに実ったおいしそうなぶどうを見つける。食べようとして跳び上がるが、ぶどうはみな高い所にあり、届かない。何度跳んでも届かず、キツネは怒りと悔しさで、「どうせこんなぶどうは、すっぱくてまずいだろう。誰が食べてやるものか。」と捨て台詞を残して去る」というお話です。

ヴォイニッチの科学書 Chapter-642 届かないところにあるブドウは本当に熟していなかった

一般的に知られている解釈としてはキツネの負け惜しみとして描かれます。国立研究開発法人情報通信研究機構、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン、ウェスタンユニバーシティの研究チームはその定説が正しいかどうかを確かめる実験を行いました。  

その結果、見えたものに対してなんらかのアクションが必要な場面においては、沢山の体力を使う必要があると判断されるとそもそもモノが見えにくくなるような脳内画像処理が行われていることがわかりました。どうやら、跳び上がってブドウをとるのは労力的に大変なことなので、脳の中で特殊な画像処理が行われて、キツネには実際にブドウが熟れていないものに見えていて、それに対して冷静に「あ、あれはすっぱくてまだ食べられない」と判断した可能性もあるのではないか、ということです。


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2017-03-04 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :

ストレスは心新血管疾患の原因になる

慢性的にストレスに晒されるとホルモン系や自律神経系に変調が現れますが、脳の中でこの変化に大きく関わっているのが扁桃体という領域です。ストレスによって扁桃体が活性化すると心血管疾患の発症につながることが米国マサチューセッツ総合病院が293人の症例解析研究で明らかになりました。このことを逆に利用し、扁桃体の活性化の増大を心血管疾患発症の予兆として予防医療に活用できる可能性もあります。扁桃体の活性化の状態はPET/CT検査で画像診断することができます。  

また脳の特定の部位とそこか離れた場所で心血管疾患が発症する仕組みについては、扁桃体の活性化によって骨髄の活性、動脈の炎症が起きそこから間接的に心血管疾患発症するらしい事もわかりました。

ストレスによって動脈硬化やそこから心血管疾患が発症する事がわかってもなかなか今の世の中ストレス無しで生活する事は難しいですよね・・・また、画像診断のような大がかりな検査ではなくてもっと簡単な検査方法も見つけて欲しいところです。血液中のC反応性タンパク質というモノが扁桃体の活性化と関係しているらしいので、血液検査で容易に予測できれば良いな、と思いますが・・・


2017-03-04 : 科学の小ネタ : コメント : 0 :
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会社員をしながら科学のコンテンツを作ってます。書籍とか、トークライブとか、セミナーとか、ネットラジオとか、Webコンテンツとか。でも、楽しいことしかしません。楽しいことしかできない病、TD! それがおびおなのです。
苦手な食べ物:シーチキン、レバー、昆虫系
Web:ヴォイニッチの科学書
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