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身体感覚を伝送する双腕型ロボット

慶應義塾大学などの研究者らは、高度なセンサー技術で、ロボットが触れた感覚を人間に伝送し、あたかもその人が直接触ったかのように感じさせる双腕型ロボット技術を開発しました。用いられた技術は主に次の三つです。
・ロボットが物体に触れた感覚を操縦者に伝送する高精度力触覚技術
・視覚、聴覚情報を伝送するための、ヘッドマウントディスプレイとステレオカメラからなるビジョンシステム
・ロボットの移動を、操縦者の足の筋肉の収縮から判断するシステム

身体感覚を伝送する双腕型ロボット

本ロボットは、操縦用のシステムであるマスターと作業用のシステムであるスレーブで構成されます。 操縦者がマスターを装着し、ロボットを動かすとその動きをスレーブが再現します。また、スレーブが何かに接触した場合にはその触れた感覚を、マスターを通じて操縦者に伝え、あたかも直接触れているかのような感覚を操縦者に提示します。さらに、ビジョンシステムにより、操縦者の頭の動きに連動して視界が変化します。これによって、操縦者は、あたかもその場にいるかのような視覚情報を得ることができます。スレーブには移動機構も備わっており、マスターに備わっている筋収縮測定システムに連動して移動を行うことが可能です。

さらに、これまで困難であった人間の力加減の情報を測定し、それに合わせてロボットを制御し、人間の動作を再現することができます。 このシステムを搭載したロボットにより、放射線環境や深海中といった人間が直接立ち入ることのできない環境での作業、多品種少量生産や軟弱なものを取り扱う生産ラインの自動化、バーチャル観光などが可能になることが期待されます。


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2017-10-23 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :

ワイル磁性体

東京大学物性研究所の研究グループは世界で初めてワイル粒子を磁性体の内部で発見しました。ワイル粒子とは、1921 年にドイツの数学者ヘルマン・ワイルが提唱したワイル方程式で説明される粒子のことです。物質内でワイル粒子は磁石の「N 極」と「S 極」に相当するワイルポイントを対で形成します。

今回、磁性体の中で発見されたワイル粒子は今までにない全く新しい量子機能を持っていますので、磁気メモリや熱電技術開発に関する革新的な進展が期待されます。

ワイル粒子が世界で始めて発見されたのは2015年のことで、この時はヒ素化タンタルという半金属状態の物質中での発見でしたので、この粒子はワイル半金属と呼ばれます。100年前の数式で説明されるだけの存在だったワイル粒子が現界した歴史的な大発見以降、ワイル粒子を有した物質探索や その特性を利用したデバイス開発が世界中で行われています。


この記事はインターネット科学ラジオ番組「ヴォイニッチの科学書」のあらすじです。 ヴォイニッチの科学書は毎週ホットな話題をわかりやすいフレーズで配信しています。 無料版(短縮版)は iTunesStore インターネットラジオ局くりらじから配信登録できます。iTunes の検索窓に「ヴォイニッチ」と入力してください。 有料版は株式会社オトバンクが発行するオーディオブック番組です。定期購読はこちらからお申し込みいただけます。有料版にはより長時間の音声配信並びに、詳しい配付資料を提供しています。


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会社員をしながら科学のコンテンツを作ってます。書籍とか、トークライブとか、セミナーとか、ネットラジオとか、Webコンテンツとか。
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