FC2ブログ

お知らせ さとうささらの二分間サイエンス 5周年記念毎日更新中

ホットな話題をコンパクトにまとめて、さとうささらさんがお届けする「さとうささらの二分間サイエンス」、2013年10月7日に配信を開始し、今月で5周年を迎えました。配信5周年を記念して現在毎日配信中です。
さとうささらの二分間サイエンス

10月からは新たに、タカハシさんが、身近でよく聞く科学用語を解説する《教養編》も盛り込んで、さらにパワーアップしていきますのでご期待くださいね。
自動ダウンロードは Apple Podcasts で無料登録をしてくださいね。
配信登録はこちら→ Apple Podcasts 
Webでの配信、バックナンバーはくりらじで行っています→ くりらじ 

スポンサーサイト
2018-11-05 : ポッドキャスト : コメント : 0 :

ヴォイニッチの科学書 第279回 台風の動きが遅くなっている

台風やハリケーンの動きが遅くなっていることが最近の研究でわかりました。 実際に、近年、米国ではハリケーンがテキサス州東部に1週間近くとどまって大きな被害を出したり、日本近海でも最近は沖縄周辺に台風が長くとどまったりすることが発生しています。  

台風あるいは熱帯低気圧の移動速度低下の原因は明らかになっていませんが、この傾向が続くと、熱帯低気圧による災害が今後さらに深刻になる恐れがあります。最近発表された米海洋大気庁(NOAA)気象衛星共同研究所による熱帯低気圧の速度を地球全体規模で解析した初の研究では、1949年から2016年の間で地球全体では移動速度が約10%低下したことがわかりました。日本も含まれる北太平洋西部地域では30%減速と地球全体の低下よりも著しく速度が落ちています。また、北米では約20%遅くなっていました。

・地球温暖化の結果として熱帯の大気循環速度が低下する
・熱帯低気圧はこの大気循環によって移動する

すでに分かっている両方の事実を合わせて考えると、速度の低下傾向は今後のさらなる温暖化によって、より一層強まる恐れがあります。その結果、気温が1度上昇するごとに降水量が最高で10%増えると見積もられています。移動が遅く降水量の多い台風は洪水の増加につながります。  

ただし、この変動が地球の大規模な気候変動の一部なのか、人間の活動が原因なのかはわかりません。また、熱帯の大気循環の減速が地球全体の気候変動に影響を与えるかどうかもよくわかっていません。というのも、現在の地球シミュレーションでは熱帯の大気循環を減速させるパラメーター変更を加えても、熱帯低気圧の減速は予測されないためです。


この記事は科学のポッドキャスト「ヴォイニッチの科学書」です。 ヴォイニッチの科学書は毎週ホットな科学の話題をわかりやすいまとめて配信しています。
無料版は iTunesStore インターネットラジオ局くりらじから配信登録できます。
有料版はオーディオブックジェーピーで配信中です。定期購読はこちらからお申し込みいただけます。有料版にはより長時間の音声配信並びに、詳しい配付資料を提供しています。

2018-11-05 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
ホーム

おびおのプロフィール

おびお

Author:おびお
会社員をしながら科学のコンテンツを作ってます。書籍とか、トークライブとか、セミナーとか、ネットラジオとか、Webコンテンツとか。
ツイッターアカウント:@cradiobio
ものことごはん:http://obio2.blog.fc2.com/

スヴァールバルの画像保管庫

スポンサードリンク

スポンサードリンク

ワトソンの検索窓

ロザリンド・フランクリンのダイアリー

10 | 2018/11 | 12
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

QRコード

QR