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バイバイ、ドーン

米航空宇宙局NASAは、11月1日、火星と木星の間の小惑星帯を探査していた探査機「ドーン」は10月31日に通信途絶したと発表しました。燃料切れのため、アンテナや太陽電池パネルの制御ができなくなっており、運用を終えました。

バイバイ、ドーン

ドーンは人間の身長とほぼ同じ大きさのサイコロ型の本体に、片側9メートルの太陽電池パネルを広げた、二翼式三軸制御で、キセノンイオンスラスタ3機を搭載した、電気推進の探査機でした。搭載していた観測装置はカメラ、可視光・赤外線分光計、ガンマ線・中性子分光計です。

ドーンは2007年にデルタ2型ロケットで打ち上げられ、小惑星帯の天体を初めて周回して観測するなど、太陽と地球間の約20往復に相当する69億キロメートルを飛行し、太陽系の進化や歴史を解明する上で多くの重要なデータを地球に送信しました。 2011年に小惑星ベスタ付近に到達し、観測を行いながら通過したのち、2015年からは、直径950キロメートル、小惑星帯で最大の天体である準惑星ケレスの周回軌道に入って観測を続けていました。ケレスでは過去に熱水活動があった証拠と思われる炭酸ナトリウムを表面で発見するなどしました。ベスタとケレスは同じ小惑星帯にある天体でありながら、全くその構造が異なっており、両方の天体を同じ探査機で観測することによって、太陽系の起源が明らかになると期待されていました。

ドーンとの交信は不可能となっていますが、今後、20年から50年間は現状のままケレスを周回すると考えられています。収集されたデータも引き続き解析中で、新たな発見は今後順次発表されることになります。


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2018-11-10 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :

友達の友達は友達じゃなくて自分だった

類は友を呼ぶ、いわゆる類供の法則っていうのがあります。これは、誰もが自分と考え方の似ている人を捜し求めて、仲良くなりたい、あるいは、結果として仲良くなった人は、自分と考え方の似ている人だった、ということです。 このような自分と似た人を捜し求めることを、科学者は「ホモフィリー」という言葉で表現します。このような研究は、SNSの繋がりなどからその人の性格や好みを明らかにして、広告配信の内容や手法を最適化するのに有効とされています。 ところが、SNSの繋がりを科学者が詳細に調べた結果、一部の人は自分と異なる性格の人に、一貫して惹かれることを発見したのです。そこで研究者はこのような傾向に「モノフィリー」と名付けました。

さて、自分とは正反対の人にひかれる結果、自分が直接の友達よりも、その友達の友達とよく似ているという現象を生み出してしまいます。 SNSには性別によるホモフィリー、つまり、同じ性別の人同士が集団を作る傾向がほとんど見られません。

一方で、年齢によるホモフィリーはSNSで発生しやすいことがわかっています。いわゆるインターネット老人会もSNSホモフィリーの典型例です。 SNSを通じて、ほぼ全人類がつながった今、SNSの繋がりは新たな科学の研究対象になっています。それらの研究成果を通じて、自分はどのような個性を持つのか、そのようなことが客観的に見えてくるのかもしれません。


2018-11-10 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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会社員をしながら科学のコンテンツを作ってます。書籍とか、トークライブとか、セミナーとか、ネットラジオとか、Webコンテンツとか。
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