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がんばれボイジャー

1977年8月に探査機、ボイジャー2号が打ち上げられました。今から41年も前のことです。 ボイジャー2号は、木星、土星、天王星、海王星の観測を行ったのち、現在は、太陽系の外側がどのようになっているのかを調べるために、地球から約177億キロメートル離れたところを、恒星シリウス方向に飛行しています。

がんばれボイジャー

2007年に、太陽起源の物質と、磁場に支配されている大きな泡のような構造、ヘリオスフィアの最も外側の領域、ヘリオシースに入り、さらに外側に向かって飛行しています。 このたび、搭載されている装置が、太陽系の外からやってくる宇宙線の、5パーセントの増加を検出しました。宇宙線は、太陽系の外からやってくるエネルギー粒子です。その一部は太陽の圧力で、太陽系の中には入ってきません。 つまり、その量が増加したということは、ボイジャー2号が太陽圏と恒星間空間の境界である、ヘリオポーズに近づいていることを示しています。もう少しで太陽系の外に飛び出して、恒星間飛行へ旅立つとみられます。

がんばれボイジャー

ボイジャー2号の速度は秒速15キロメートル、東京から大阪までたった27秒しかかからない速度です。約6万1000年後に太陽系を大きく包み込む、オールトの雲を通過し、約30万年後に恒星シリウスを通過します。 ボイジャー2号との通信はまだ10年以上可能と思われますが、ボイジャー2号は太陽を目印にして、地球の方向にアンテナを向けていますので、もし太陽を見失えばそこで通信は途絶えてしまいます。 すでに、ボイジャー2号から見た太陽は、広い宇宙の中の単なる明るい星としか見えていないはずです。


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2018-11-16 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :

私たちの体内のマイクロプラスチック

マイクロプラスチックは自然界で1mm以下の大きさにまで分解されたプラスチックの破片のことで、それらを海の生物が取り込んでいることが問題になっています。

マイクロプラスチックはすでに鳥、魚、クジラの体内から発見されており、今回、オーストリア、ウィーン医科大学の研究で、実験協力ボランティア8人から提出された糞便すべてからマイクロプラスチックが検出されました。 人間からマイクロプラスチックが検出されたことに科学者らは大きな衝撃を受けていますが、マイクロプラスチックがどのような食品に含まれていたのか、私たちの健康にどのような影響を与えるのかについてはよくわかっていません。 また、体内に入った後、血管やリンパ管に入り込むのか、臓器に蓄積するのか、そのようなことも謎です。

今回の研究でマイクロプラスチックの起源として可能性があるのは、マイクロプラスチックを飲み込んだ魚などの海産物の他、プラスチックの包装材に入っている食品、ペットボトル入りの飲料、合成繊維の服からの舞い上がりなどが考えられます。 糞便中のマイクロプラスチックの量は、同じ重さの海産物に含まれるとされるプラスチック量よりも多いため、すでに食物連鎖に入り込んで、生態濃縮されている可能性さえあります。 いずれにしても、体内に取り込まれるルートがはっきりしなければ、対策も打ちにくいので、今後のさらなる大規模研究が待たれます。



2018-11-16 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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会社員をしながら科学のコンテンツを作ってます。書籍とか、トークライブとか、セミナーとか、ネットラジオとか、Webコンテンツとか。
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