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二酸化炭素からメタンを製造するメタネーション技術

株式会社IHIは、シンガポール科学技術庁傘下の化学工学研究所と共同開発したメタン化触媒を用いて、二酸化炭素からメタンを製造するメタネーション技術のデモ装置を開発しました。

この技術は生産・発電等の過程で排出される二酸化炭素を回収・再利用し、水素と反応させることで、メタンを生成する技術です。生成したメタンは発電用燃料や都市ガスとして利用することが可能です。この技術のポイントは、化学反応しにくい二酸化炭素を反応させる触媒の開発にあります。

今後は、二酸化炭素からメタノールより価値が高く、プラスチックや樹脂の原料として利用できるエチレンやプロピレンなどのオレフィン類を製造する技術の研究が行われています。

二酸化炭素を回収することが思いのほか低コストでできることがわかってきて、今、欧米ではベンチャーへ資金が次々に流入しています。大気中の鉱脈と言われているほどです。例えばアイルランドのスタートアップ、シリコン・キングダム・ホールディングスは年間400万トンの二酸化炭素を回収できるプラント建設を目指しています。400万トンといえば70万キロワットの火力発電所一基に相当します。下関市長府にある中国電力の火力発電所が58万キロワットです。

回収した二酸化炭素を原料として合成燃料を製造し、飛行機や船舶、車両の燃料として使用することによってカーボンニュートラルを目指しています。火力発電所の二酸化炭素排出量がマイナスになる日もそう遠くない状況です。

二酸化炭素からメタンを製造するメタネーション技術


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2019-06-28 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :

ダ・ヴィンチの発達障害説を検証

ダ・ヴィンチの発達障害説を検証

アルバート・アインシュタインやトーマス・エジソンら、類いまれな才能の持ち主には、発達障害を有する人が多いといわれています。英国キングス・カレッジ・ロンドンなどの研究者らは「モナ・リザ」を描いたレオナルド・ダ・ダヴィンチが、発達障害の1つ注意欠陥・多動性障害(ADHD)であったとする説を発表しました。

ダ・ヴィンチは「モナ・リザ」や「最後の晩餐」を描いた芸術家としてだけでなく、建築家、科学者、発明家など数多くの顔を持ち、いずれの分野においても優れた業績を残しました。

研究者らは、ダ・ヴィンチの遺筆や伝記などを検討し、数々の偉業を成し遂げた一方で、多くの未完成プロジェクトを抱えたまま生涯を閉じた点について、「アイデアをめぐらせることに過度の時間を費やし、忍耐力や集中力に欠けていたことがその背景にある」と指摘しました。ダ・ヴィンチの集中力のなさは幼少期から認められており、成人してからはより顕在化したということです。

また、ダ・ヴィンチは左利きであり、65歳の時に左脳の重度脳卒中を発症したにもかかわらず言語能力に障害が残らなかったことから、人口の5%未満にしか見られない、言語中枢を右脳に持つ右脳優位性であったことが強く示唆される、と述べています。また、ダ・ヴィンチの描いた図面の特徴として、文字を左右逆に書く鏡文字がありますが、これは失読症であったことを示唆しています。 


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火星の北極の地下に大量の氷を発見

米国・テキサス大学と米国・アリゾナ大学の研究者らが、NASAのマーズ・リコナサンス・オービター(MRO)に搭載されている浅部レーダー(SHARAD)で観測されたデータから、火星の北極の地下に広がる氷の層を発見しました。深さは地下約1500mで、砂と氷が交互に堆積した互層になっており、場所によっては水分を90%も含んでいます。この氷の層がすべて融けると火星の全球が深さ1.5mの水で覆われるほどの量になり、南北の極冠に次ぐ、火星で3番目に豊富な水源と考えられます。 太古の火星で氷河期に極域に堆積した氷がこの層の元になったと考えられます。  

少し前のNHKコズミックフロント☆NEXTで火星テラフォーミングをやっていて、それによると手順は、火星でメタンを発生させ火星を温暖化させ、地下の氷を溶かして、そこに地球から運んだ土壌微生物をばらまく、という手順でしたが、このような水が活用できればそれも実現できそうです。

火星の北極の地下に大量の氷を発見
砂と氷が交互に堆積した互層(白色が水の氷)


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会社員をしながら科学のコンテンツを作ってます。書籍とか、トークライブとか、セミナーとか、ネットラジオとか、Webコンテンツとか。
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