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宇宙膨張が方向によって異なる可能性


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宇宙は全ての方向に等しい速度で膨張していると考えられてきましたが、ドイツ・ボン大学による、800個以上の銀河団のヨーロッパ宇宙機関(ESA)のX線宇宙望遠鏡「XMMニュートン」とNASAのX線観測衛星「チャンドラ」米独英によるX線観測衛星「ROSAT」によるX線観測データを用いた研究で、膨張速度に想定以上のばらつきが検出されました。宇宙論に関わる重要な前提である「等方性」が成り立たない可能性を示唆する結果です。等方性とは、宇宙は局所的には違いはあっても、大きなスケールで全体を見ればどの方向も同じような性質を示しているという宇宙論の基本中の基本で、ビッグバンの名残である宇宙マイクロ波背景放射(CMB)の観測からも支持されています。

ESAはダークエネルギーの性質の解明を目指す宇宙望遠鏡「ユークリッド」の打ち上げを2022年に予定しており、X線だけではなく、ダークエネルギーの観測によっても検証する必要があります。
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2020-05-07 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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おびお

Author:おびお
会社員をしながら科学のコンテンツを作ってます。書籍とか、トークライブとか、セミナーとか、ネットラジオとか、Webコンテンツとか。
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