Chapter-611 新型宇宙貨物船の開発に着手

2016年7月23日 Chapter-611  新型宇宙貨物船の開発に着手

2024年までの国際宇宙ステーション(ISS)運用延長への参加やその先の宇宙開発に必要な技術として、日本は新たな無人宇宙貨物船HTV‐Xの開発に着手します。

Chapter-611 新型宇宙貨物船の開発に着手

輸送能力の向上とコスト削減が最大の目標である新型機の開発においては、非常に安定した技術である現在のHTVを極力活用することが考慮されています。現行のHTVは先端部分から与圧部、非与圧部、電気モジュール、推進モジュールの4つのユニットを連結した構造になっています。そこで、新型では与圧部は現在のまま流用し、残りの非与圧部、電気モジュール、推進モジュールの三つを一体化したサービスモジュールを開発し、構造の簡略化による軽量化や信頼性の向上、貨物積載能力の拡大とコスト削減を行います。 その結果、輸送能力は質量にして現行の4トンが5.85トンに45パーセント増量、容積は現在の49立方メートルが78立方メートルに60パーセントも増量されます。  

下のイラストの緑色の部分は現在のシステムをそのまま転用する与圧部、灰色の動力・電気部分で、オレンジ色の部分が新規開発されるカーゴ部分です。 Chapter-611 新型宇宙貨物船の開発に着手

また、現行型は物質輸送に専念していますが、新型は地球観測センサーを搭載することによって、地球観測衛星のような観測機能を持たせたり、実験室を搭載して国際宇宙ステーションを使うこと無く宇宙実験を自動で行ったりすることも予定されています。将来的には着陸ユニットを開発してサービスモジュールに接続することにより、月などの天体に着陸する機能を付加し、ISSだけではなく、多の天体への物質輸送も可能にする計画です。  
なお、初号機の打ち上げは2021年の予定です。


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2016-08-28 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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