EmDrive

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宇宙探査機の最近のトレンドとして、燃料を燃やすエンジンを廃止し、電気を使うイオンエンジンに切り替えることによって、探査機を全電動式に切り替える傾向にあります。ですが、イオンエンジンの場合においても推進剤は必要で、小惑星探査機はやぶさではキセノンを推進剤として用いて、推進力を生み出していました。

ところが、NASAの研究チームが推進剤を必要としない、完全なエレクトロニクス方式による宇宙船用推進エンジンに関する論文を発表しました。このエンジンは「Electromagnetic Drive(EmDrive)」と呼ばれます。

ガンダム00にはGNドライブが登場していましたが、GNドライブは重粒子を崩壊させることによってエネルギーを得るため半永久的に稼動させることが可能な動力で、反応炉から生み出される特殊粒子を「GN粒子」と呼びます。燃料の補給なく半永久的に使用できるという点で、ガンダム00のGNドライブと、NASAのEmドライブは共通点があります。  

EmDriveは電力を利用してマイクロ波を放出することで推進力を得るものですが、推進剤なしで推力を得られるという点が画期的で、イギリスのメーカーによって発案され、推進力を実証したのは中国でした。中国での成功を受けNASAも研究に着手し、実機を製作した上で、真空装置内で実際に機能が確認されたものと思われます。  

現在のイオンエンジンの代りにEmDriveを探査機に搭載すれば、電力がある限り推進力を生み出すことができるため、原子力電池とEmドライブの組み合わせによって、現在は計画のない、ヴォイジャーやパイオニアのような外宇宙探査機が再び登場するかもしれません。

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2016-09-10 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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