Chapter-619  太陽系誕生の新しいストーリー

2016年9月17日 
Chapter-619  太陽系誕生の新しいストーリー
Chapter-619  太陽系誕生の新しいストーリー

上の図は私たちがとても見慣れた太陽系の模式図です。真ん中に巨大ガス惑星があり、その前後に小さな惑星がある対称構造の美しい姿です。ですが、宇宙の中ではこのような構造の惑星系はめったにないことがわかってきました。それがきっかけで太陽系がどのように形作られたかについて新たな議論が始まっています。

太陽系では木星と土星はいずれも誕生直後は太陽に向かって落下する楕円軌道を描いていましたが,2つの巨大惑星の軌道が共鳴することによって、太陽に向かって完全に落下することなく、グランドタックと呼ばれるU ターン軌道を描き現在の軌道で安定化しました。

さらに、木星が太陽系内を大きく移動する際、周辺の小惑星の軌道はぐちゃぐちゃにかき回され、太陽系は無秩序な状態となり、この大混乱で多くの惑星や小天体が次々に太陽に呑み込まれていったものと思われます。 やがて、木星と土星は現在の位置に到達しました。そのころ、地球の軌道付近には木星がひっかき回した結果生じた岩石のかけらからなるリングが形成されており、数億年をかけてそこからいくつかの地球型岩石惑星が形成されていきました。

最新の理論ではこのあとも太陽系にいろいろな出来事があるわけですが、大まかには以上のような感じです。太陽系の無秩序な時代は惑星が好き勝手に動いていましたので、ひょっとするとこの時代に遠くへ飛んで行った惑星もあったのかもしれません。


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2016-09-17 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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