Chapter-621 味覚の謎

2016年10月1日 Chapter-621 味覚の謎

サンマ

 紀元前500年ごろの中国の思想家、孔子は「良薬は口に苦けれども病に利あり。忠言は耳に逆らえども行いに利あり」といいました。ですが、苦いものは毒であることが多く、その結果、生物は毒を苦く感じるように進化してきました。

このことは人間の体の構造にも表れています。舌の表面には味覚のセンサーがたくさん並んでいます。現在確認されている基本の味は甘味、酸味、辛味、苦み、うまみでそのほか、油味、カルシウム味もあるものと思われています。それぞれに対応したセンサーが舌にあるのですが、甘い味を感じるセンサーは2種類程度しかないにもかかわらず、苦みのセンサーはすでに十種類以上が確認されています。

つまり、進化的には、食べ物を食べておいしい、甘いという感覚はそれほど鋭敏でなくても良いけれど、苦みを感じる物質については網羅的に捕まえる仕組みを構築してきたのだと考えることができます。その仕組みは、目、視覚よりもはるかに複雑です。  

さらに、最近の研究で味覚センサーは舌だけではなく、すい臓、腸、肺などにも存在していることがわかってきました。これらの役目については完全には解明されていません。

この記事はインターネット科学ラジオ番組「ヴォイニッチの科学書」のあらすじです。 ヴォイニッチの科学書は毎週ホットな話題をわかりやすいフレーズで配信しています。 無料版(短縮版)は iTunesStore インターネットラジオ局くりらじから配信登録できます。iTunes の検索窓に「ヴォイニッチ」と入力してください。 有料版は株式会社オトバンクが発行するオーディオブック番組です。定期購読はこちらからお申し込みいただけます。有料版にはより長時間の音声配信並びに、詳しい配付資料を提供しています。
関連記事
スポンサーサイト
2016-10-01 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

おびおのプロフィール

おびおがしかし

Author:おびおがしかし
会社員をしながら科学のコンテンツを作ってます。書籍とか、トークライブとか、セミナーとか、ネットラジオとか、Webコンテンツとか。でも、楽しいことしかしません。楽しいことしかできない病、TD! それがおびおなのです。
苦手な食べ物:シーチキン、レバー、昆虫系
Web:ヴォイニッチの科学書
お気づきの点はメール
twitter:科学の自動会話プログラム ぼっとびお。

スヴァールバルの画像保管庫

スポンサードリンク

スポンサードリンク

ワトソンの検索窓

ロザリンド・フランクリンのダイアリー

10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

QRコード

QR