少なくとも宇宙誕生から7億年後には酸素があったことを確認

SXDF-NB1006-2
国立天文台

国立天文台などの研究チームはアルマ望遠鏡を使って131億光年かなたの銀河(上の想像図:SXDF-NB1006-2)に電離した酸素ガスがあることを初めて突き止めました。これは、観測史上最も遠くで発見された酸素の存在証拠であり、距離から逆算して宇宙誕生から7億年後には酸素が存在していたことを示しています。

今から138億年前のビッグバン直後には、最も軽い元素である水素、2番目に軽いヘリウムと、ごく微量のリチウム(3番目に軽い元素)しか存在していませんでした。それよりも重い元素は星の内部での核融合反応によって作られ、超新星爆発など星の死とともに宇宙空間にばら撒かれて宇宙空間に存在するようになるとされています。

このような元素をより古い時代の宇宙で発見することは、この宇宙における恒星誕生の歴史を考察する上で非常に重要なデータであり、いまだよくわかっていないビッグバン直後から宇宙の晴れ上がりという現在の宇宙の姿になったその前後の期間の宇宙の様子を知る手掛かりになります。

下の画像は SXDF-NB1006-2 の観測データにコンピューターで彩色したものです。緑色が酸素、青色が水素を示しています。赤色は紫外線を放出している領域です。

SXDF-NB1006-2
国立天文台, ALMA (ESO/NAOJ/NRAO)
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2016-10-29 : 科学の小ネタ : コメント : 0 :
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