インフルエンザウイルスを切断して殺す新たな治療方法の可能性

インフルエンザなどのウイルスは様々な動物に感染して病気を引き起こします。ニワトリや豚などの家畜への感染が大きな社会不安になることもよく知られています。

動物(宿主)に感染したウイルスは宿主の体内で大増殖をします。その仕組みは次の通りです。
・ボールのような殻に遺伝子を封入したウイルスが鼻や口などから体内に侵入
・宿主の細胞内に侵入すると殻から遺伝子が放出
・宿主細胞が持っている仕組みを無断利用して自分のコピーを生産
・大量増殖→病気の発症

インフルエンザウイルスやエイズウイルスなどは遺伝情報をRNAとして持っていますが、岡山大学の研究チームがウイルスのRNA を切断することによって殺す「ハサミ分子」の開発に成功しました。このハサミ分子はインフルエンザウイルス特有の遺伝子配列を認識してRNAに結合する「人工RNA 結合タンパク質」RNA を切断する酵素を連結したものです。

試験管内の実験では5分で完全にウイルスのRNAを破壊するところまで確認できました。現在は細胞の中でも同様に機能するかどうかを確認中です。宿主細胞への安全性の確認や投与方法の確立などに成功すれば画期的な抗ウイルス薬になりそうです。

関連記事
スポンサーサイト
2016-10-30 : 科学の小ネタ : コメント : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

おびおのプロフィール

おびおがしかし

Author:おびおがしかし
会社員をしながら科学のコンテンツを作ってます。書籍とか、トークライブとか、セミナーとか、ネットラジオとか、Webコンテンツとか。でも、楽しいことしかしません。楽しいことしかできない病、TD! それがおびおなのです。
苦手な食べ物:シーチキン、レバー、昆虫系
Web:ヴォイニッチの科学書
お気づきの点はメール
twitter:科学の自動会話プログラム ぼっとびお。

スヴァールバルの画像保管庫

スポンサードリンク

スポンサードリンク

ワトソンの検索窓

ロザリンド・フランクリンのダイアリー

02 | 2017/03 | 04
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

QRコード

QR