Chapter-625 菌が神の手でがん治療する日

2016年10月29日 
Chapter-625 菌が神の手でがん治療する日  

米国カリフオルニア大学の研究者らが人間のがんを治療する細菌を作り出しました。この菌は、がん細胞の中や周辺で一定の数まで増殖すると自ら細胞を崩壊させ、細胞内に蓄えていた抗腫瘍作用をもつタンパク質を放出しがんの治療を行います。

この技術のポイントは2点あって、ひとつは細菌が患部で薬を放出する作業を自発的に行うこと。もう一つは細菌に薬を合成する遺伝子を組み込むことによって、薬そのものも細菌が合成するので人間が薬を作る必要がないこと、です。この細菌が作り出した薬となるタンパク質は腫瘍細胞の細胞膜に穴をあけて腫瘍細胞を殺します。

体内の細菌は人間の免疫機能によって破壊されます。ところが、腫瘍細胞は免疫システムのチェックをすり抜けるため、その中に入り込んだ細菌は腫瘍細胞の中で増殖することが可能です。そのため、細菌による感染症を発症することなく腫瘍の治療を行うことができます。


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2016-11-26 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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