さとうささらの二分間サイエンス「リンカーン実験衛星」

さとうささらの二分間サイエンス



リンカーン実験衛星は1965年から1976年にかけてマサチューセッツ工科大学のリンカーン研究所が米国防衛に必要な通信衛星開発のための実験衛星として9基打ち上げたものです。

1号機と2号機は楕円軌道で地球を周回する計画でした。 1号機は打ち上げに失敗し1967年以降電波が途絶していましたが、2013年にアマチュア観測家が1号機が電波を発信していることを46年ぶりに発見して話題になりました。 3号機から最後の9号機までは静止衛星として開発されました。 3号機と4号機は静止軌道に投入することには失敗しましたが、衛星としての機能に異常はなかったので多くの実験データを収集することができました。 また、7号機はお金が足りなくなってプロジェクトが中止されました。 それ以外の4基は静止軌道への投入に成功しました。

これらの衛星群によって地上電波の乱反射の影響の観測や新しい通信波長の実験、宇宙空間における電子回路の動作の実験、地球磁場が衛星に与える影響などを調べました。

3号機はわずか16キログラムしかない小型衛星でしたが、1976年に打ち上げられた8号機と9号機は450キログラムありました。 当初はプラズマエンジンの実験も行う予定でしたが、開発が間に合わず通常のガスすらスタを搭載しました。 8号機と9号機は1992年まで運用され現在は宇宙空間を漂っています。
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2016-11-26 : ポッドキャスト : コメント : 0 :
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