さとうささらの二分間サイエンス「新西之島」

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みなさんは、新西之島を知ってますか? 東京から千キロメートル離れた小笠原諸島で、2013年11月に突然噴火が始まり、流れ出た溶岩で新しい島ができて、もともとあった西之島と、合体するまで成長してしまった海底火山です。

この噴火で西之島は、12倍の面積にでかくなったのですが、噴火が落ち着いて1年以上がたちました。噴火直後は、降り積もった火山灰で、西之島の生物の多くが死に絶えましたが、現在、すでに島には、新しい生態系が誕生しつつあることがわかりました。

植物は、火山灰の下に埋もれていた、イネ科植物のオヒシバが、10センチ以上も降り積もった火山灰を押しのけて芽を出していることが確認されました。 うみどりは、夏に繁殖の時期を迎える、カツオドリが巣を作っていることがわかりました。 溶岩に覆われた地域は、まだ生物が生息する環境にはなっていませんが、やがて、このような苛酷な環境でも生きることができる、コケの仲間が住み着き、しだいに大きな植物が育ち始め、森ができていくものと思われます。

森ができるまでには、これから先、何百年もかかるのかもしれませんが、大陸の影響を受けない絶海の孤島で、これからどのような生態系が造られていくのかを観察し続けることは、現在の豊かな自然が、どのようにしてかたちづくられたのかを知ることにもつながります。
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2016-11-27 : ポッドキャスト : コメント : 0 :
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