Chapter-630 ヒトは休眠できるか?

最新科学情報ポッドキャスト番組「ヴォイニッチの科学書」
2016年12月3日配信の Chapter-630 は「ヒトは休眠できるか?」です。

理化学研究所の研究チームがマウスに食事制限を加えて意図的に休眠させることに成功しました。休眠は人間にはない能力ですが、一部の哺乳類があえて基礎代謝を低下させる現象です。

休眠と冬眠は動物の状態は似ていますが、冬眠は数か月間持続するのに対し、休眠は数時間程度で目を覚まします。 冬眠できる哺乳類で有名なのはリスやクマですが、2004年には世界で初めて冬眠するサルが発見されており、霊長類も冬眠できることが知られています。 冬眠している間も呼吸や心臓の拍動など、生きるために最低限の機能は維持しています。

そために必要なエネルギー消費が基礎代謝ですが、冬眠しているときには目覚めて活動しているときの最低で1%にまでエネルギー消費を低減し、長く続く冬を眠ったまま餓死もせずに過ごします。冬眠動物の遺伝子活性については十分な研究が進んでいないために、冬眠のメカニズムはまだよく分かっていません。 マウスの休眠においては基礎代謝が正常時の30%程度にしか低下せずに数時間で目覚めますので、冬眠と休眠は動物の体の状態は似ているものの、異なる生体機能ではないかと考えられています。

ヴォイニッチの科学書 上のグラフは理化学研究所による、マウスの強制休眠のデータです。 専門家であればグラフのパターンからマウスが睡眠ではなく、休眠していることを読み取れます。
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2016-12-11 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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