Chapter-631 インフラの老朽化を高速で調査する技術

最新科学情報ポッドキャスト番組「ヴォイニッチの科学書」

2016年12月10日配信の Chapter-631 は「インフラの老朽化を高速で調査する技術」です。

国土交通省が建設後50年を経過するトンネル、橋、下水道を調査したところ、7年後の平成35年において50年が経過しているのはトンネルの34パーセント、道路橋の43パーセントに達します。米国では1930年頃にインフラの整備が急速に進んだものの、その後のメンテナンスが行き届かなかった結果、1980年代に橋の損傷、道路の陥没等があちこちで発生し、当時の状況は「荒廃するアメリカ」と呼ばれるに至りました。

理化学研究所などの共同研究グループは、インフラの劣化箇所をレーザーを使って見つけ出す方法の研究を行っています。 基本となる技術は3つです。

ひとつめはトンネル壁面の凸凹やゆがみを検出する技術です。レーザーをトンネルの表面に照射して戻ってきた反射光を比較対象のレーザーと干渉させ、生じる周波数を計測することによって物体までの距離を正確に測定し、トンネル壁面の凸凹やゆがみを検出することができます。

ふたつめは壁面のひび割れを検出する技術です。レーザー光を直径約0.2mmまで絞って2次元スキャンしながら戻ってくる光を計測するとひび割れ部分ではひびで光が散乱して戻ってくる光の量が減ります。  

みっつめは水漏れを検出する技術で、レーザーの波長を、水に吸収される波長と吸収されない波長の間で切り換えながらコンクリート表面を2次元スキャンすることで、水を検出する実験に成功しました。

ヴォイニッチの科学書


この記事はインターネット科学ラジオ番組「ヴォイニッチの科学書」のあらすじです。 ヴォイニッチの科学書は毎週ホットな話題をわかりやすいフレーズで配信しています。 無料版(短縮版)は iTunesStore インターネットラジオ局くりらじから配信登録できます。iTunes の検索窓に「ヴォイニッチ」と入力してください。 有料版は株式会社オトバンクが発行するオーディオブック番組です。定期購読はこちらからお申し込みいただけます。有料版にはより長時間の音声配信並びに、詳しい配付資料を提供しています。
関連記事
スポンサーサイト
2016-12-11 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

おびおのプロフィール

おびおがしかし

Author:おびおがしかし
会社員をしながら科学のコンテンツを作ってます。書籍とか、トークライブとか、セミナーとか、ネットラジオとか、Webコンテンツとか。でも、楽しいことしかしません。楽しいことしかできない病、TD! それがおびおなのです。
苦手な食べ物:シーチキン、レバー、昆虫系
Web:ヴォイニッチの科学書
お気づきの点はメール
twitter:科学の自動会話プログラム ぼっとびお。

スヴァールバルの画像保管庫

スポンサードリンク

スポンサードリンク

ワトソンの検索窓

ロザリンド・フランクリンのダイアリー

10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

QRコード

QR