Chapter-632 くすぐられて笑うネズミの脳の観察に成功

2016年12月17日 
Chapter-632 くすぐられて笑うネズミの脳の観察に成功

くすぐったいと感じる場所は、首筋や脇の下など動脈が皮膚に近いところを通っている弱点部位です。そこを保護するために神経が密に存在し、刺激に敏感になっているものと推測されています。神経からの情報は自律神経を司る小脳に伝えられますが、脳が感覚を司っていますので自分で自分をくすぐるなどは脳によって予想される範囲の刺激なのでくすぐったいとは感じません。一方で不意にくすぐられると小脳は予期し得ない突然のアクシデントと判断して不快な感覚を「くすぐったい」と認識させます。

つまり、くすぐったいという感覚は動物にとっての本能ですので、人間以外の動物もくすぐったいことを感じることができます。ドイツフンボルト大学の研究者らはマウスを使ってくすぐりに対する脳の反応を調べました。マウスがくすぐったいという感覚を持つことが科学的に示されたのは1999年のことでしたが、マウスをくすぐると人間には聞こえない超音波の笑い声を上げるようです。

この研究によると、くすぐりによって反応する脳の部位は「体性感覚皮質」と呼ばれる領域で、触覚に含まれる感覚であることがわかりました。逆にこの領域に電極を差し込んで脳を刺激するとくすぐっていないのに、超音波で笑い始めるとのことです。


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2016-12-20 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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