ニホンザルにとっての甘み

動物が味をどう感じているかを評価するのはとてもむつかしいのですが、京都大学の研究者らがニホンザルが甘みを感じるきっかけになる甘味受容体の機能を調べる実験方法を発明しました。

ニホンザルにとっての甘み

動物は炭水化物を摂取するために甘みを感じ取る能力を使用していると考えられています。私たちが甘いと感じる化学物質はジュースなどにも入っている果糖(フルクトース)や砂糖の主成分のショ糖(スクロース)です。同じ糖の仲間に麦芽糖というのがあって、これは化学的にはブドウ糖が二つくっついた構造をしていますが、人間は麦芽糖をそれほど甘いとは感じません。

ところが、今回発明された実験方法を使ってニホンザルが糖の甘みをどのように感じているのかを調べたところ、人間が甘みを感じないレベルので麦芽糖の甘味を砂糖の甘味と同じくらいに感じていることがわかりました。実際のサルの行動を観察してもニホンザルは麦芽糖もショ糖も同じくらい好きであるらしいことがわかりました。 ご飯をかみ続けると唾液に含まれるアミラーゼによってデンプンが麦芽糖に分解されてほのかな甘味を感じますが、ニホンザルはこれを強い甘味として感じているようです。
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2017-01-13 : 科学の小ネタ : コメント : 0 :
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