Chapter-636 遺伝子の優勢・劣勢を支配する分子を発見

ヴォイニッチの科学書(有料版)2017年1月14日配信 
Chapter-636 遺伝子の優勢・劣勢を支配する分子を発見

子供は両親からそれぞれ一セットの遺伝子を受け取ります。父親と母親どちらの遺伝子の情報が子どもに現れてくるかが決定される現象がメンデルの「優性の法則」です。髪の毛や肌、目の色などの姿形や性格、遺伝病などとして複雑な優劣関係が表れることが知られています。

子どもで現れる遺伝子を優性遺伝子、見えてこない方を劣性遺伝子と呼びます。 優勢と劣勢が決定されるメカニズムについて、東北大学などの研究グループは、優性側の遺伝子から作られる小さな分子(低分子 RNA)が、劣性の遺伝子の働きを阻害していることを発見しました。

研究グループはナタネの遺伝子解析を行ったところ、優劣な遺伝子の近くには低分子 RNAがまるで優性遺伝子の使い魔のように存在していることがわかり、使い魔低分子RNAが何をしているのかを調べたところ、劣性側の遺伝子の活性化を調節する部分に作用していました。

そこで、優性遺伝子の低分子RNAを劣性遺伝子のナタネに遺伝子操作で組み込んだところ、優勢と劣勢の立場が逆転し、もともとは優勢だった遺伝子の活性化を指令する部分がメチル化という科学変化を受け、優勢遺伝子に起動を指示できなくなってカギのかかったように抑制されることがわかりました。
 

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