超巨大恐竜はどうして存在できたか

地球に現れた生物の中で最も身体が大きな生物は長い首と長い尻尾、太い脚で四足歩行するブラキオサウルス(下図)などの「竜脚類」と呼ぶ恐竜の仲間です。

超巨大恐竜はどうして存在できたか

化石として残っている中では体長約40メートル、80トンに成長したものもいたようです。これに限らず、ティラノサウルスやトリケラトプス、ステゴサウルスなど子どもたちに人気のよく知られた恐竜でも体長10メートル程度のものは普通におり、今の時代の巨大生物といえるゾウやキリンよりも巨大な動物がごろごろいました。  

一方で卵はどうかと考えると、現在のニワトリの体長は大きくて70センチ程度、卵の大きさは7センチくらいですので、ちょうど体長の1/10が卵の大きさだと概算すると、体長40メートルの恐竜であれば、長さ4メートルの卵があってもいいはずです。ところが、これまで発見された恐竜の卵の化石で最大の物でさえ30センチ程度ですので、巨大な恐竜は産まれたときの体長数十センチメートルがものすごい勢いで成長したことになります。  

なぜそのようなことになったのか、大阪市立自然史博物館などの最近の研究でわかってきたのは骨のできる仕組みが現在の生物とは大分違うということです。  

恐竜の骨のでき方として推測されるのは、成長の過程においてまず骨は枠組みだけを急速に成長させ、その後を追うように枠の中を骨細胞で満たして固めていく、そんな二段階の骨作りをしていたようなのです。また、成長の速度によって骨に形成される年輪のような構造を調べてみると、巨大な恐竜の骨には年輪がなく、一年中、一生の間同じペースで成長し続けていたらしいこともわかりました。


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2017-02-09 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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