人体チップに恋をする時代が来る?

京都大学が切手と同じくらいの大きさの基板上にiPS細胞を使って人間の身体を再現する研究に取り組んでいます。iPS細胞から作り出した心臓や肝臓の生きた細胞を基板上に配置し、微細な水路を使って人間の身体と同じ順番で臓器細胞を接続し、血液に似せた液体を流すことによって臓器と血液からなる細胞の回路をつくりあげました。

人体チップに恋をする時代が来る?

これを顕微鏡などの分析装置に装着することによって体内の反応を容易に観察することが出来るようになり、動物実験に頼っていた医薬品の副作用を調べる実験に使え、新薬の開発効率を高めるものと思われます。現在は6個の臓器を配置することが可能ですが、将来的には胃酸をカプセルの中に分泌する胃や、血液とは別に消化管ルートを用意して小腸からの物質の吸収を再現したり、逆に脳血液関門のようなバリアを再現して物質投下を阻害したりすることによって、次第に人間に近い基板が開発されるのかもしれません。

やがては神経系や脳もチップ上で再現され、チップが感情を持ったとき、人間はチップに恋をする可能性もあるのでしょうか? ドールやフィギュアよりも人間らしいと言えば人間らしい気もします。


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2017-02-15 : トップニュース : コメント : 0 :
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