この週末の大雪は北極海のせいかもしれない

2月11日~12日にかけて日本海側では強烈に雪が降り、積雪量が平年の10倍というその地域の人にとっては見たこともない積雪に閉じ込められている地域も出始めました。  

この異常な雪と寒さは地球温暖化によって北極海の異変が発生しているためかもしれません。温暖化によって北極海の氷が減ると寒波をもたらすシベリア高気圧が発達しやすくなり、日本の冬は寒くなることが新潟大学の研究でわかりました。昨年(2016年)は北極の気温が高かったため、今冬は北極海の氷が記録的に少ない状態が続いています。
 
図は白い領域は2016年夏、最も氷が減ったときの海氷域。観測史上2番目に小さかったことが確認されています。貴色の線は1981~2010年で一番氷が多かった年の氷の到達ラインと一番少なかった年の氷の到達ラインの中間地点を線で結んだもの(中央値)です。
この週末の大雪は北極海のせいかもしれない

新潟大学の研究者らは36年分の北極圏の気象観測データを分析し北極海の氷の量と日本の冬の気候の関係を見つけ出しました。北極海は通常、氷で海水に蓋をしたような状態になっています。海水の温度は気温よりも高いため、氷の蓋が不十分だと氷のない海面から海の熱が大気に伝わって大気が暖かくなり上昇気流が発生します。上昇気流によって上空の気圧が高くなりることが原因で上空を流れる偏西風が大きく蛇行し、日本付近では西高東低の冬型の気圧配置がより強力にになって北から冷たい寒気が流れ込みやすくなるということです。  

地球温暖化の影響で、北極の氷は減り続けていますので、この変化は今後さらに強烈になる可能性があります。

関連記事
スポンサーサイト
2017-02-11 : 科学の小ネタ : コメント : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

おびおのプロフィール

おびおがしかし

Author:おびおがしかし
会社員をしながら科学のコンテンツを作ってます。書籍とか、トークライブとか、セミナーとか、ネットラジオとか、Webコンテンツとか。でも、楽しいことしかしません。楽しいことしかできない病、TD! それがおびおなのです。
苦手な食べ物:シーチキン、レバー、昆虫系
Web:ヴォイニッチの科学書
お気づきの点はメール
twitter:科学の自動会話プログラム ぼっとびお。

スヴァールバルの画像保管庫

スポンサードリンク

スポンサードリンク

ワトソンの検索窓

ロザリンド・フランクリンのダイアリー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

QRコード

QR