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ストレスは心新血管疾患の原因になる

慢性的にストレスに晒されるとホルモン系や自律神経系に変調が現れますが、脳の中でこの変化に大きく関わっているのが扁桃体という領域です。ストレスによって扁桃体が活性化すると心血管疾患の発症につながることが米国マサチューセッツ総合病院が293人の症例解析研究で明らかになりました。このことを逆に利用し、扁桃体の活性化の増大を心血管疾患発症の予兆として予防医療に活用できる可能性もあります。扁桃体の活性化の状態はPET/CT検査で画像診断することができます。  

また脳の特定の部位とそこか離れた場所で心血管疾患が発症する仕組みについては、扁桃体の活性化によって骨髄の活性、動脈の炎症が起きそこから間接的に心血管疾患発症するらしい事もわかりました。

ストレスによって動脈硬化やそこから心血管疾患が発症する事がわかってもなかなか今の世の中ストレス無しで生活する事は難しいですよね・・・また、画像診断のような大がかりな検査ではなくてもっと簡単な検査方法も見つけて欲しいところです。血液中のC反応性タンパク質というモノが扁桃体の活性化と関係しているらしいので、血液検査で容易に予測できれば良いな、と思いますが・・・


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2017-03-04 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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