ヴォイニッチの科学書 Chapter-644 運動しても意味のないフレンズなんだね

運動は生活主観病の予防・治療につながると一般に言われ、定期的な運動は「運動療法」として推奨されています。しかし、運動療法の効果には、かなりの個人差があり、運動してもあまり健康増進効果が出ない人がいることが問題となっていました。  

運動習慣がまったくない健康な女性31人に、有酸素運動(長時間の継続的運動)を8週間行ってもらい、有酸素運動能力の指標として最大酸素摂取量を測定しました。トレーニングの前後で、全体では最大酸素摂取量は高まりましたが、トレーニングをしてもあまり最大酸素摂取量が増加しない人がいました。そのような人では、トレーニング前の血液中のセレノプロテインP濃度が高いことが分かりました。セレノプロテインPは肝臓で産生される分泌タンパク質で、Ⅱ型糖尿病の患者では血液中濃度が高まっていること、セレノプロテインPには血糖値を上昇させる作用がある事が報告されています。

さらなる研究によってセレノプロテインPは、筋肉に作用し、運動してもその効果が無効になるという「運動抵抗性」を引き起こしていることが明らかとなりました。 セレノプロテインPの血中濃度は、Ⅱ型糖尿病や脂肪肝の患者、高齢者で上昇していることが報告されています。その場合はセレノプロテインPが運動による効果を無効にしている可能性があります。


ヴォイニッチの科学書 Chapter-644 運動しても意味のないフレンズなんだね


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2017-03-12 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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