ヴォイニッチの科学書 Chapter-645 ARでどこまでイケるか?

もし劇場版「ソードアート・オンライン-オーディナル・スケール-」をご覧になった方がおられれば、劇中でしばしばARとVRの違いに関する話題が出てきた事を覚えておられるかと思います。両者の特徴をまとめると

・ARは拡張現実
・VRは仮想現実

・ARは「電脳コイル」
・VRは「サマーレッスン」

・ARはリアル空間に映像を重ねて見ているだけなので副作用の心配がない
・VRはあらゆる感覚をすべて乗っ取るので いろいろと副作用が多い

・ARは日常生活に違和感なく取り入れる事ができるが逆に体験するためにはリアルにその場に行かなければならない
・VRはある特定の(装置がある)場所ですべての空間再現が可能

ということでした。  

宇都宮大学の研究チームは、何も持っていなくてもあたかもボールを持っているかのような感覚が味わえるAR拡張現実技術を開発したと発表しました。ヘッドマウントディスプレー(HMD)にボールをつかんでいる映像を見せて触っているような疑似感覚を作る出すことに成功したものです。  

ここで使用されている技術は視覚と触覚に矛盾があった場合、視覚につられて触覚の方を脳が勝手に修正する「疑似触覚」と呼ぶ現象の応用です。 この技術を使えば、キャラクターに触れた時の感触を味わったり、ボールをやり取りしたりする時の衝撃感を味わうゲームに応用できそうです。  

この方法では手の触覚を認識する細胞の刺激は行われていませんので、利用者が感じたと語るボールを持った感覚は、過去に経験した感覚が脳から映像をトリガーに引っ張り出されている可能性があります。では、触った事のないものの感触の再現というのはどうなるのでしょうか。つまり、ARにしてもVRにしても実際に経験した事のないものを脳の刺激で再現することができるか、という深い問題提起につながります。


この記事はインターネット科学ラジオ番組「ヴォイニッチの科学書」のあらすじです。 ヴォイニッチの科学書は毎週ホットな話題をわかりやすいフレーズで配信しています。 無料版(短縮版)は iTunesStore インターネットラジオ局くりらじから配信登録できます。iTunes の検索窓に「ヴォイニッチ」と入力してください。 有料版は株式会社オトバンクが発行するオーディオブック番組です。定期購読はこちらからお申し込みいただけます。有料版にはより長時間の音声配信並びに、詳しい配付資料を提供しています。 グーグルの広告、毎回のブログの下につける
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2017-03-19 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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苦手な食べ物:シーチキン、レバー、昆虫系
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