細菌同士のコミュニケーション

細菌同士がコミュニケーション(情報交換)している事は専門家の間ではすでによく知られています。通信媒体としては人間の脳と同様に化学物質をシグナル物質(コミュニケーション物質)として利用しています。ですが、そのようなコミュニケーション物質が実際に自然環境中でどのように伝達しているのかよくわかっていませんでした。

仮に、水の中に絵の具を垂らすように広がるのであれば適切なコミュニケーションが取れるとは思えませんので何かそこには何か仕掛けがあるはずです。

筑波大学の研究グループは細菌を包む細胞膜が分離するようにしてできた袋状のメンブランベシクル(MV)によってシグナル物質が運搬されるのではないかと予想を立てて実験を行いました。そこで、土壌に生息している細菌を使って検証したところ、この細菌から放出されるメンブランベシクルには非常に高濃度のシグナル物質が含まれており、それを他の細菌が受け取る事ができる事が示されました。

メンブランベシクルの中にシグナル物質を濃縮して封入しておけば、単純拡散の場合とは異なり、遠くまで運ばれても薄まる事はありません。そのため、遠く離れた細菌同士のコミュニケーションも行う事ができます。

細菌同士のコミュニケーション


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2017-03-20 : 科学の小ネタ : コメント : 0 :
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