ヴォイニッチの科学書 Chapter-647 脳のスピードメーター細胞

ラットには速く走れば走るほど活性化する脳の神経細胞があることが発見され、科学者はこの細胞のことをスピードメーター細胞と呼んでいます。一方で、脳の中には自分の現在地や過去に通った場所を認識するナビゲーション細胞があることが2005年に発見されています。

脳はナビゲーションシステムからの情報を統合して脳の中に地図を作製し自分の居場所を把握していますが、ここにスピードメーター細胞からの移動情報を加えて脳内地図をリアルタイムに更新しているようです。

ヴォイニッチの科学書 Chapter-647 脳のスピードメーター細胞

脳の活動を読み取るための電極を装着したラットを走らせる実験で2497個の細胞が走っている最中に活性化しており、そのうち15%がラットの走る速度に応じて活性化したり、落ち着いたりするスピードメーター細胞であることがわかりました。

スピードメーター細胞は速度にのみ反応し、移動の方向には関係がありませんでした。 逆の実験として、数個のスピードメーター細胞からの情報を読み出すことによって、そのときのラットの移動速度を算出することもできました。脳内ナビゲーションシステムは哺乳類全体で似ていると思われていますので、人間の脳にも同様のスピードメーター細胞があるものと思われます。


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2017-04-08 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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