鳥のV 字編隊飛行

渡り鳥がV字型の編隊を組んで飛行する姿はよく知られています。

人工飼育されたホオアカトキの背中に位置と羽ばたきを詳細に記録する装置を取り付け、鳥のV字型編隊の空気力学的エネルギー効率を調べた研究があります。 理論的には編隊の形状や羽ばたきを精密に維持できればV字型編隊は空力学的に非常に優れることがわかっています。ですが野鳥の群れがそのような統制の取れた行動ができるのかどうかについては疑問が持たれていました。

V字型編隊の空気力学的効率を最大化するには、自分よりも前を飛んでいる鳥が作る空気の渦に自分の羽の動きを同調させる必要があります。これはとても不可能なことに思えますので、V字編隊飛行の主目的は捕食者から身を守るため、あるいは、先頭の鳥がツアーコンダクター役を担うため、と考えられていました。

ロンドン大学の研究者らは羽ばたきの回数とGPSデータが毎秒5 回記録されたデータを解析しました。その結果、ホオアカトキは空気力学的効率を最大化できる最適なタイミングで羽ばたいていることがわかりました。つまり、V字編隊を組んで飛行する鳥は他の鳥と自分の位置関係を正確に把握し、気流を感じてそれに反応してはばたく能力があるようなのです。

鳥のV 字編隊飛行


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2017-04-08 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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