最強のマラリア出現か!?

古典イタリア語で「悪い空気」という名前を持つマラリアは単細胞生物であるマラリア原虫の寄生によって起る病気です。ハマダラカに刺されることによって人から人へ伝播します。40度前後の高熱を出し、悪性の場合は死に至ります。マラリアは予防可能、治療可能な病気であるとされていますが、全世界ではマラリアに年間2億人が感染し、年間60万人程度が死亡しています。死亡の8割以上はアフリカの幼い子ども達です。マラリア原虫に対し、最も広く普及し効果的な薬剤としてアルテミシニンが使われていますが、これまで東南アジアでアルテミシニンの効かない原虫が発見されています。

長崎大学や江蘇省寄生虫病防治研究所などの国際共同研究チームはアフリカにおいてもアルテミシニンの効かないマラリア原虫が出現したことを確認しました。赤道ギニアで発症した中国人移住労働者のにはアルテミシニンの効果が無く、このマラリア原虫の遺伝子を調べたところ、遺伝子に独特の突然変異がある事がわかりました。この変異型マラリア原虫はアフリカで誕生し、現時点ではまだ世界に拡散していないものと思われます。

アフリカではマラリアコントロールと撲滅のためにアルテミシニンに依存しており、この新たなマラリア原虫に効果のある医薬品はまだ見つかっていないため、公衆衛生上の大きな機器になる可能性があります。


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2017-04-09 : 科学の小ネタ : コメント : 0 :
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