心臓の細胞にも再生能力があった

大阪大学の研究グループはおとなのマウスの心臓を使った心筋炎の研究過程で心筋炎が自然治癒する際に心筋細胞が増殖していることを世界で初めて明らかにしました。これまで哺乳類の心筋細胞は、誕生直後に増殖能力を失い、同じ細胞が一生使い続けられるものと考えられていました。少なくとも、心臓が損傷を受けて修復が必要になったときには新たに心筋細胞が増殖しているらしいことがわかりました。

また、この発見を元に試験管内の実験で心筋細胞の増殖の確認を試みたところ、ある特定の遺伝子を活性化させることによって心筋細胞は実際に増殖することが確認できました。  

現在、心不全の患者数が急激に増加し、「心不全パンデミック」と呼ばれています。重症心不全の患者さんの治療として、iPS細胞などの細胞を心筋細胞に分化させ移植する再生治療が研究されていますが、それとは異なるアプローチとして、移植を伴わず自然治癒能力を応用した心臓再生治療も可能になるかもしれません。


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2017-05-28 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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