北米大陸にはいつから人類がいたのか?
北米の人類期限について、現在はアフリカ単一起源説、つまり人類の祖先はアフリカで誕生し、そこから移動して世界中に広がった、という説に基づきアフリカで誕生した現生人類(ホモ・サピエンス)が1万5000年前に北米大陸に進出した、という考え方が一般的です。
ところが、サンディエゴ自然史博物館が13万年前の地層から出土したマストドンの化石を調査する過程で、人為的につけられた可能性のある鋭利な傷を発見し、ひょっとするとその時代に現生人類とは異なる石器などを使用してマストドンを狩ることができた人類がいたのではないか、と発表し話題になっています。
人類の化石を調べるだけでは人類の進化は解決できそうになく、地層の中から人類がそこにいた痕跡をDNA断片を探し出すことによって解析する環境DNAなどの最新手法を適用した報告が楽しみです。
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