ナビを使うと脳は方向感覚をオフにする

脳には自分の現在地の把握や進むべき方向を解析する能力がありますが、スマホなどのナビ機能を使用しているときにはそれらの能力がOFFになっていることがわかりました。

英国ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究者らが、実験ボランティアに進路を指示するアプリを入れたスマホを持たせ、さらに脳の活動をfMRIで計測しながら街歩きをしてもらいました。実験ボランティアには目的地を知らせ、ある時は自分で道順を見つけて歩いてもらい、またある時は曲がり角ごとに示されるスマホの画面の指示に従って歩いてもらいました。

ナビを使うと脳は方向感覚をオフにする

その結果、自分自身で道を探しながら歩いていて進む方向を判断しなければならない時には海馬と前頭前野が活発に活動していました。海馬は方向感覚に関係し、前頭前野は計画を立てる時に活性化する脳の部位です。また、複雑な形状の交差点など、分岐点の選択肢が多いほど神経活動量は顕著でした。一方、スマホの画面に従って歩くだけの場合はそのような脳の活性化は起きませんでした。

つまり、画面で道順が示されるとわかると脳は、位置情報に関する脳機能を停止させてしまうようです。また、海馬の活動が活発な最中は、道を探すと同時にどこをどう歩いてきたのかを覚えようとしていることも研究でわかりました。


関連記事
スポンサーサイト
2017-06-14 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

おびおのプロフィール

おびおがしかし

Author:おびおがしかし
会社員をしながら科学のコンテンツを作ってます。書籍とか、トークライブとか、セミナーとか、ネットラジオとか、Webコンテンツとか。でも、楽しいことしかしません。楽しいことしかできない病、TD! それがおびおなのです。
苦手な食べ物:シーチキン、レバー、昆虫系
Web:ヴォイニッチの科学書
お気づきの点はメール
twitter:科学の自動会話プログラム ぼっとびお。

スヴァールバルの画像保管庫

スポンサードリンク

スポンサードリンク

ワトソンの検索窓

ロザリンド・フランクリンのダイアリー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

QRコード

QR