細菌は電気も発酵で作っていた

物質・材料研究機構と東京大学の研究チームは、微生物燃料電池に応用されている細菌「発電菌」が発酵を行っていることを明らかにしました。発酵はお酒やチーズ、ヨーグルト、ミソ、くさやなどの発酵食品からバイオプラスチックまで多様な物質生産に関わっている微生物によるもの作りのことです。

細菌は一般的に、呼吸と発酵の二種類の化学反応で生きていますが、発酵反応では電子が細胞の外へ出て行かないため、発電は呼吸によって行われていると考えられていました。

今回、研究チームは、シェワネラ菌という発電菌を用いて、発電時にどのような反応が起きているのかを調べました。シュワネラ菌の呼吸で働く酵素と発酵で働く酵素をそれぞれ欠損させ、発電効率を調べたところ、呼吸が欠損しても電流には変化が生じなかった一方で、発酵が欠損すると電流が大きく減少しました。

発電菌
細菌は電気も発酵で作っていた

つまり、細菌においては電気も発酵生産されているということになります。もともと、発電と発酵は同時にはできないものと思われていましたので、発電菌で発酵を起こすことができれば、発電しながら同時に多様な物質を生産できる技術を開発できます。


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2017-07-28 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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