フライト中にヒビを治すエンジン

物質・材料研究機構と横浜国立大学の共同研究チームが、人間の骨が自然治癒することにヒントを得た、き裂を速やかに自己修復する自己治癒セラミックスを開発しました。セラミックス内に「自己治癒エージェント」と呼ばれている元素の異なるセラミックスを分散させた構造をしています。

き裂が発生すると、自己治癒エージェントが外気の酸素と酸化反応し、生成した酸化物がき裂を完全に充填・接合し、強度を完全に回復することが可能です。セラミックスは高温に耐えるためジェット機やロケットのエンジン部材として期待が高い素材ですが、割れやすく信頼性が低い点を改善することが重要な課題でした。 同様の性質を持つ複合材料はすでに開発されていましたが、新材料はこれまで存在した自己修復能力を持つ複合材料よりも6万倍速い1分でき裂が自己修復されます。  

今後は新素材の産業界での実用化を加速するために、必要なデータベースの整備を推進するとともに、組成・組織・使用条件から治癒速度を予測可能な計算プラットフォームの開発が進められる予定です。


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2018-01-17 : 科学の小ネタ : コメント : 0 :
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