イヌにも感情がある、MRIで確認

スイス、チューリッヒ大学の研究者らはイヌが人間をだますような行動をとることがあるかどうかについて研究を行ったところ、自分に好意を持っていない人間の注意をそむけさせ、そのすきに自分に好意を持っている人間からエサをもらうように振る舞うことが観察されました。つまり、自分をかわいがってくれる人の機嫌は取り、自分をかわいがってくれない人は欺こうとする行動を取ることがわかったのです。その他、イヌは明確に人間に指示を出されなくても、その場の状況を判断して的確に行動する推論能力があることや、非協力的な人間を嫌うことを示した研究もあります。

イヌと暮らしている人にとっては、イヌに感情がある、ということは当たり前すぎる事実だと感じられますが、イヌに感情があることを科学的に証明することは非常に難しい問題です。

米国エモリー大学の研究者らはMRI(磁気共鳴画像装置)でイヌを検査したところ、イヌはごほうびがもらえると期待した時には脳の尾状核という部位で、快楽の神経伝達物質ドーパミンに関係する細胞が活発に活動することがわかりました。  飼い主は、イヌにエサをあげる時や、頭をなでる時にイヌが反応するため、それを感情と考えますが、科学的には報酬に対する単なる反応であると考えることもできます。

イヌで感情を確認するために、食べ物をあげる場合と単に褒める場合で脳の反応を比較しました。その結果、大半のイヌは、食べものと褒められることの両方に、同じ程度の反応を見せました。つまり、イヌはモノにつられない、人間とよく似た愛情のような感情を持っているようです。


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2018-01-30 : 科学の小ネタ : コメント : 0 :
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