宇宙最初の星はどうやってできたのか

米国アリゾナ州立大学などの共同観測チームは、宇宙で最初に生まれた第一世代の星々「ファーストスター」が輝き始めたのは、ビッグバンから約1億8000万年後だったとする新説を発表しました。なお、太陽は第三世代の星だと考えられています。

これまでの理論によるとファーストスターの誕生はビッグバンの3億2500万年後と予想されていました。それが1億8000万年前と大きくビッグバンに近づいたため、理論的なつじつま合わせをする必要があり、宇宙誕生から銀河の誕生までの間にこれまで知られていない、より速やかに星を誕生させる物理過程がある可能性も示唆されています。

ある研究者はこの謎の物理過程はダークマターの作用によるものではないか、と考えています。ダークマターは宇宙の質量の大部分を占めていて、しかもそのふるまいは通常の物質とはまったく異なるため、宇宙の物理学に大きな影響を及ぼしますが、私たちはダークマターについてほとんど理化が進んでいません。  

ファーストスターの輝きを光学的に観測することは現在の技術では不可能ですので、今回の観測プロジェクトではファーストスターの放出する紫外線の光子が宇宙を満たす水素ガスに吸収され、水素の状態が変化することによって放出される残光を観測しました。これはビッグバンの残光である宇宙背景放射を電波望遠鏡で観測することと同じ考え方です。

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2018-04-16 : 科学の小ネタ : コメント : 0 :
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