天の川銀河に1万個のブラックホール?

天の川銀河の中心付近に、多数のブラックホールが集まっていることが明らかになり、この結果から、銀河全体ではこれまで考えられていたよりはるかに多くのブラックホールが分布している可能性があります。これまで、天の川銀河の中心には、半径が太陽と地球の距離ほどもある超巨大ブラックホール、「いて座A*(エースター)」があることは知られていましたが、それ以外のブラックホールは観測が非常に困難で実態はよくわかっていませんでした。  

単独で存在するブラックホールは真っ暗なので発見が困難ですが、多くのブラックホールは恒星と連星系を作っていて、パートナーの恒星がブラックホールに飲み込まれるときに強烈なX線を放出することから、ブラックホールの存在を予測することができます。

下のCGはブラックホール連星系の想像図で、右側のパートナー星のガスを吸い込んでX線を上下に放出しています。

天の川銀河に1万個のブラックホール?

米国コロンビア大学の天文学者らがこの考え方に基づき、天の川銀河のブラックホールの分布を予測したところ、銀河の中心から約3光年内と非常に狭い範囲に小さなブラックホールが大量に存在し、それらが中心の超巨大ブラックホールに次々と落下していることがわかりました。今回の発見に基づき、研究者らは天の川銀河にはブラックホールが約1万個あると見積もりました。ちなみに、現在見つかっているブラックホールは60個です。


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2018-05-05 : 科学の小ネタ : コメント : 0 :
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