イヌは怖がっている人間に咬みつく

英リバプール大学が、神経質で不安を抱えた人はイヌに咬まれるリスクが高い、という調査結果を発表しました。以前からイヌは、人間が怖がっているかどうかを感じ取ることができると考えられていましたが、それを科学的に裏付ける研究成果です。

英イングランド地方北西部の住民約700人を対象にイヌに咬まれた経験の有無などについて尋ね、対象者の性格検査をあわせて実施しました。調査では、ペットとしてイヌを飼った経験やイヌに咬まれた経験の有無のほか、イヌに咬まれた経験がある場合はそれによる傷の重症度や咬まれた時の状況について聞きました。この調査結果と、性格検査の結果を組み合わせて解析したものです。  

700人のうち、イヌにかまれたことがあるのは4人に1人。そのうちの半分は顔見知りのイヌに咬まれていました。治療が必要な傷が残ったのはこのうちの3分の1程度で、わずかですが入院を必要とした人もいました。また、男性はイヌに咬まれる確率が女性の1.8倍であることも分かりましたが、これはイヌが性別を見極めているというよりは、男性の方がどう猛な犬にもちょっかいをかける傾向があるからかもしれません。  

さらに、性格検査で情緒が安定していると診断された人ほど、イヌに咬まれるリスクが何割も低下することもわかりました。このことから、あまり神経質ではなく精神的に安定した人はイヌに咬まれにくいと研究者らは述べています、  

この研究では、古い記憶を思い出してもらう調査だったため、どのようなイヌに咬まれたかは、解析に考慮されていないという問題点があるものの、イヌは目の前にいる人間の性格を判断して、自分がどう行動するかを決定している可能性が高いといえます。

イヌは怖がっている人間に咬みつく
リバプール大学アクティブ・ラーニング・ラボの夜景


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2018-05-09 : 科学の小ネタ : コメント : 0 :
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