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「つり合い仮説」と「競争仮説」

ミシガン大学の研究者が、出会い系サイトにおけるメッセージのデータを分析することで人がパートナーを選ぶ時の「つり合い仮説」と「競争仮説」について検証しました。 恋人同士や夫婦は、年齢や教育程度、立ちふるまいなどが似ている傾向があります。社会学者や進化生物学者は長い間、なぜそうなるのかを議論しています。

考え方は大きく二種類に分かれ、ひとつは釣り合い仮説で、自分の魅力をなんとなく理解して、同じレベルの相手を選ぶというものです。 もう一方は競争仮説で、自分の魅力に関係なく、誰もが最も望ましいパートナーを求めるというもので、その結果、最も魅力的な2人がペアになり、次に魅力のある2人がペアになり、といった具合にペアが形成されるからだ、というものです。

まず、出会い系サイトに登録している人たちを定量的に「魅力の階層」に分けることを行いました。魅力の数値的評価を出会い系サイトで受け取るメッセージの数と定義し、グーグルの有名なページのランク付けアルゴリズムに基づいて、魅力的な人は、そうでない人よりも魅力的だと思われている人からメッセージをもらう頻度が高いというアルゴリズムを考えました。

これによって登録者を魅力で階層に分類し、釣り合い仮説と競争仮説を検証したところ、人々は両方をうまく組み合わせて使っていることが示されました。つまり、多くの人は魅力の階層社会の中で自分の位置を把握していて、身の丈に応じた相手を求めて自分の行動を決めていました。と同時に、より魅力が高い相手を求めて控えめな取り組みも併せて行っていました。ちなみに「より魅力が高い」というのは、男性も女性も、自分より平均で25%魅力が高いパートナーであることも判明しました。


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2018-10-04 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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会社員をしながら科学のコンテンツを作ってます。書籍とか、トークライブとか、セミナーとか、ネットラジオとか、Webコンテンツとか。
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