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赤ちゃんできちゃったー、皮膚細胞から

九州大学では、皮膚細胞から生まれたマウスが健康に育っています。すでに皮膚細胞から精子や卵子を作り出して、受精させることが可能になっている、ということです。このような研究は、不妊に悩むカップルの一部から、熱いまなざしで見守られています。こうした、卵子や精子の作製がヒト細胞でも可能になれば、不妊治療として、血液や皮膚の細胞に、その代わりをさせることができるようになります。

さらには、同性愛カップルもいずれ、二人ともに遺伝的つながりのある赤ちゃんを、持てるようになるかもしれませんが、その時には、どっちの細胞から精子を作って、どっちの細胞から卵子を作るかでもめることになるかもしれません。

こういう実験は今まで成功したことが無かったのですが、九州大学が成功したポイントは、iPS細胞由来の卵細胞を育てる、環境の最適化にありました。突破口となったのは、他のマウス胎仔から採取した、卵巣の細胞を培養液に加えたことでした。 これらの卵巣細胞はいろんなホルモンを卵細胞に与え、実際の卵巣に似た環境を作り出すことで卵細胞に自分たちがマウスの体内にいると勘違いさせたのです。

実際に人間の医療に用いる場合には、胎児から卵巣細胞を取り出すことは倫理的に不可能ですので、今回の成功の中で卵巣細胞が何をしているのか、その役目を解明して、それを添加物等で人工的に肩代わりする、あるいは、その役目を付与した卵巣細胞をiPS細胞から作り出す必要があります。


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2018-11-14 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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おびおのプロフィール

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会社員をしながら科学のコンテンツを作ってます。書籍とか、トークライブとか、セミナーとか、ネットラジオとか、Webコンテンツとか。
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