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ハッブル宇宙望遠鏡に迫るお別れの時

私たちに、素敵な天体写真を送り続けてくれている、ハッブル宇宙望遠鏡が、姿勢制御の故障のためセーフモードと呼ばれる待機状態へ入りました。NASAでは復旧作業が続けられています。 NASAのハッブル宇宙望遠鏡は1990年に打ち上げられた宇宙望遠鏡です。これまで、多くの星雲や星団、隣のアンドロメダ銀河から宇宙で最も古い銀河まで、あらゆる天体の観測を28年も行ってきました。

ハッブル宇宙望遠鏡に迫るお別れの時

ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した、これまで見たこともないような美しく、詳細な画像は多くの人々を虜にしています。姿勢制御に使われる装置はジャイロと呼ばれますが、ハッブル宇宙望遠鏡には、X軸、Y軸、Z軸の制御に、6個のジャイロが搭載されています。  

すでに、これらのうち2個は故障していますが、今回さらに1個が故障してしまいました。予備として設置されていた、別の1個も、今回の故障をきっかけに電源を入れたところ、壊れていたことがわかり、現在使用できるジャイロは2個だけとなってしまいました。NASAでは予備のジャイロを通常の状態に戻すための方法を検討中です。

ジャイロが回復すれば、ハッブル宇宙望遠鏡は通常の観測を再開できますが、ジャイロが動かなければ、ジャイロ1個だけの観測体制に変更となります。この状態ではほぼ、一方向にしか向きを変えることができなくなりますので、観測でカバーできる宇宙の方向が限られてしまいます。

ハッブル宇宙望遠鏡は、地球からとても遠いところに設置されているので、これまで、スペースシャトルを使って、何度か修理が行われています。最後に修理が行われたのは2009年ですが、もう修理の方法はありません。


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2018-11-15 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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会社員をしながら科学のコンテンツを作ってます。書籍とか、トークライブとか、セミナーとか、ネットラジオとか、Webコンテンツとか。
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