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私たちの体内のマイクロプラスチック

マイクロプラスチックは自然界で1mm以下の大きさにまで分解されたプラスチックの破片のことで、それらを海の生物が取り込んでいることが問題になっています。

マイクロプラスチックはすでに鳥、魚、クジラの体内から発見されており、今回、オーストリア、ウィーン医科大学の研究で、実験協力ボランティア8人から提出された糞便すべてからマイクロプラスチックが検出されました。 人間からマイクロプラスチックが検出されたことに科学者らは大きな衝撃を受けていますが、マイクロプラスチックがどのような食品に含まれていたのか、私たちの健康にどのような影響を与えるのかについてはよくわかっていません。 また、体内に入った後、血管やリンパ管に入り込むのか、臓器に蓄積するのか、そのようなことも謎です。

今回の研究でマイクロプラスチックの起源として可能性があるのは、マイクロプラスチックを飲み込んだ魚などの海産物の他、プラスチックの包装材に入っている食品、ペットボトル入りの飲料、合成繊維の服からの舞い上がりなどが考えられます。 糞便中のマイクロプラスチックの量は、同じ重さの海産物に含まれるとされるプラスチック量よりも多いため、すでに食物連鎖に入り込んで、生態濃縮されている可能性さえあります。 いずれにしても、体内に取り込まれるルートがはっきりしなければ、対策も打ちにくいので、今後のさらなる大規模研究が待たれます。



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2018-11-16 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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