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ドバイは都市を印刷で作る

少子高齢化で悩んでいる日本はもちろんですが、発展を続けるドバイでも建設業界は人手不足に悩まされています。ドバイはUAEアラブ首長国連邦の首都で、高さ829メートルの世界で最も高いビル、ブルジュ・ハリファ(次写真)は有名です。

ドバイは都市を印刷で作る

れらの高層建築に従事する人の多くは移民や他の国からの出稼ぎですので、仕事が終わればいなくなってしまうため、建設に携わる作業員の安定的な確保が問題となっています。そこで、最新の技術である3Dプリントを用いてこれらの問題を解決しようと、「ドバイ3Dプリント戦略」を政府主導でドバイ未来財団が打ち出しました。

この戦略は2030年までに3Dプリントを用いてこの国の人手不足を解決するだけでなく、ドバイを世界の3Dプリントの中心に成長させるという意欲的なものです。この戦略では、2025年には新たに建設される建物の25%が3Dプリントの技術を使ったものにすることを目指し、それによって建設コストの90%削減、工事に必要となる期間を80%短縮することを掲げています。

ドバイは都市を印刷で作る
3Dプリンターで連続して家を印刷することによって、建設コストは劇的に低減され、平屋であれば1軒100万円を切ることも可能

なお、UAEでは現在、2%の建物で3Dプリンターが利用されています。建物を印刷で作る取り組みは日本以外の先進国各国で進んでおり、特にロシア、ドイツ、オランダ、米国、中国ではすでに人が居住可能な住宅が印刷で作られています。米国にはすでに3Dプリント建設専門の建設会社が誕生していますし、中国では4階建てのアパートを印刷した部材を組み上げることで建設に成功しています。ヨーロッパでは橋を印刷で建設してすでに人や自転車が通行しています。

日本では建築基準法やJIS規格などの整備が時代の流れについていけていないため、印刷で作った家は、特区以外の一般地域では人は住むことはできません。

ドバイは都市を印刷で作る
米国で公開された、印刷で作られた居住可能な住宅。デザイン上の制約はほぼ解消されました。印刷独特の積層模様もライトアップすることにより逆にデザインの一部として生かされています。


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2018-11-23 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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会社員をしながら科学のコンテンツを作ってます。書籍とか、トークライブとか、セミナーとか、ネットラジオとか、Webコンテンツとか。
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