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セントロメア領域の立体的配置を解明



遺伝情報のかたまりであるゲノムの中でセントロメアを含む領域が、細胞核の中でどのように立体的に配置されていることによって働いているのかを大阪大学の研究者らが世界で初めて明らかにしました。

セントロメア領域とヘテロクロマチン領域は、ゲノム解析などで、情報を一列に並べた状態では遠く離れた場所にあっても、細胞核の中では、たくみにゲノムが折りたたまれて、近接して配置され、立体的に結合していることを発見しました。DNAを直線的に伸ばすと2m程度の長さですが、身体を作るための設計図は、DNAに書き込まれ、細胞核に収納されています。

セントロメア領域の立体的配置を解明

DNAのひもは、ぐちゃぐちゃにてきとーに丸められているのではなく、何らかの規則に従って折りたたまれているものと思われていましたが、詳しいことはわかっていませんでした。

今回研究された、セントロメアという領域は、細胞分裂に重要な働きを担う重要な機能領域で、ゲノムのあちこちにあります。 また、ヘテロクロマチンもゲノム中のあちこちにありますが、遺伝子としての機能ができなくなっている領域のことです。

今回の実験でわかったのは、DNAを1本のひもとしてみると不規則に、ばらばらに存在している、セントロメアとクロマチンが、実は規則正しく立体的に折りたたまれたDNAの中では、隣り合って存在していて、セントロメアが仕事することによって、DNAの活動が抑えられ、それがヘテロクロマチンであることがわかりました。

がんやダウン症を始め、細胞分裂時の染色体の伝達異常が原因となる疾患は多く知られています。その原因の解明には、セントロメアがどのように機能形成されていくのかを理解することが極めて重要です。将来的には、セントロメアを標的とした薬剤開発にもつながると期待されます。
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2018-11-23 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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