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歌で宇宙平和へ

聴いている曲を知っているか知らないかで、脳の活動に違いがあることは幾つかの研究で知られていました。故意に音をずらしたときの脳波や、さまざまな音楽を聞いているときの脳波を測定すると、馴染み度によって脳の反応が異なります。東京農工大学の研究グループはこれまでの研究で、馴染みのない曲のとき、脳波と聴いている音楽には強い相関があらわれ、脳波が曲に同調する「引き込み」と呼ばれる現象が現れることを示していました。

本研究では15 名の実験協力ボランティアに音を消したTV コマーシャルとクラシックのピアノ曲を同時に流しながら、動画に注意を向け音楽への集中度が低くなっているときと、音楽に注意を向けているときのそれぞれの場合で、脳波を測定しました。音楽は40 種類のピアノ曲を使い、実験協力ボランティアには、曲を知っているか知らないかを答えてもらいました。

まず、音楽と脳波の相関を測定し、相関の強さ、つまり曲と脳波が同調しているかどうかを測定し、曲への馴染み度と集中度による影響を調べました。すると、曲への馴染み度、その曲を知っているか知らないかは脳波と大きく相関することがわかりました。

このことから、曲を知っているか知らないかが無意識に脳の活動に影響を与えていることを示しています。

今後は脳のどの部位で曲による脳波の違いが生み出されているのか、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)等を併用して、音楽の馴染み度によって脳の情報処理がどうなっているのかをより深く調べていく計画です。将来は、脳活動にダイレクトに働きかけることができる音楽を選んだり、さらには作曲したりするような事が可能になるかもしれず、歌で宇宙平和の取り組みが実現しそうです。


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2018-12-04 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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おびおのプロフィール

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会社員をしながら科学のコンテンツを作ってます。書籍とか、トークライブとか、セミナーとか、ネットラジオとか、Webコンテンツとか。
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